日々のあぶく?

日々のあぶく?

March 9, 2013
XML
カテゴリ:
経営していた会社も家族も失い、川辺の空き地に住みついた家具職人・東口。

日銭を稼いでいる。
ある日、突然現れた弟子入り志願の奈々恵は、仲間に歓迎されるも謎が多かった。
川辺での悲喜こもごも。
そこに、奇妙な修理依頼と、迫りくる危険が・・・。

底で生きているような人々が、もう一度一歩を踏み出そうとするお話、かな。
道尾氏にしては何か物足りないような気も。

ハーレキン=道化師。

と受け取れるような描写があるのだが、表紙は道化師の仮面に涙が配置されていたなぁ。


-----------------------------



息子は事故で亡くなり、会社は倒産、離婚した妻は元取引先社長と再婚・・・
東口だけが見えてた貧乏神は、東口が見ようとしなかった本心の一部でもあった。
自分を変えたいと東口に弟子入りした奈々恵の父が警視監だったため、
ジジタキさんの遺書が明るみになれば父に迷惑をかけるかもと一時隠した。
ジジタキさんが協力させられた非合法の仕事は、アパートの大家・橋本が裏で人選しており、
東口のもとにきた奇妙な家具修理の依頼主も橋本から紹介されていた。
奇妙な依頼に仲間も巻き込まれてしまうが、初めて皆で仕事することで新たな道がみえてくる。
無事に脱出できた一行は、橋本が姿を消し、アパートを片付けるよう言われたため場所を移動。
(橋本の正体を知っているのは東口のみ。)

東口は会社再興の夢を抱く。

自分や誰かを守るために素顔を隠して生きる必要があり、仮面が必要になる。
どうせ素顔を覆うなら、笑顔で覆ったほうがいい。
→道化師
ということのようだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  March 10, 2013 12:03:17 AM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: