日々のあぶく?

日々のあぶく?

August 11, 2013
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~栞子さんと二つの顔~

五浦大輔がビブリア古書堂でアルバイトを始めて半年以上たったある日、あの震災に遭う。
散乱した古書を本棚に収め、3日後に営業再開。
耐震補強も必要となった店の工事が決まり、2階の栞子の古書を整理したり、移動する手伝いもする大輔。
篠川栞子が捜していた母の残した「クラクラ日記」は、亡き父から妹・文香に預けられ、
そこに記されていたメールアドレスに文香は返事はなくてもメールを送っていた。
母親に対する感情の違いからぎこちなくなる姉妹。
大輔が留守番をしているときにかかってきた電話の相手は、件の母・篠川智恵子だった。

智恵子宛てにビブリア古書堂に依頼が入り、栞子が受けることに。

鹿山明が収集し、今は来城慶子が受け継いだ乱歩の蔵書を全部売るというものだった。

今までのシリーズについては→

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蔵書整理など手伝いの礼にボーナスを出すという栞子に対し、大輔はデートをしたいと誘う。

別の顔を持っていた父・明に対して複雑な気持ちを持つ鹿山の子供らに会い、
彼らの遺恨、誤解なども解いたり解かなかったり。
鹿山の娘・直美は、ビブリア古書堂を敵視するヒトリ書房・井上の幼馴染で、
ヒトリ書房で働いていた。
直美は不倫していた父を知りながら古書を売っていたビブリア古書堂(智恵子)を非難するが、

明の不貞を知りながら古書の売り買いをし、思いを寄せる直美には言えずに揺れ動いた井上。
智恵子はそのことを知り、半ば脅すように井上に明を紹介させた。
井上は智恵子に似ている栞子も警戒していたが、
栞子には男女の機微などを理解しきれぬ隙があると違いを認める。
井上は栞子に協力、直美に真実と謝罪、過去伝えきれなかった想い(出せなかった手紙の存在)を告げる。


金庫の中に乱歩の幻の第一稿があると予想し、手に入れたいと参戦。
だが、栞子にヒントを与えたりもする。
智恵子は文香にも本を残していたことを告げ、それは栞子が持っていたことが判明。

見事金庫を開けた栞子は、慶子が妹と入れ替わっていたことも見抜く。
金庫の中にあったのは、明が書いた小説だった。
だが、別に第一稿もあった可能性を指摘した智恵子は、一緒に慶子を追おうと栞子を誘う。
大輔の声を聞いた栞子は本よりも大輔とのデートを優先すると告げる。
能力の高いパートナーを求めた智恵子を邪魔した大輔は、彼女の怒りを買ったかもと思う。
デートした大輔は栞子に告白。

せどりの志田は、恩人である智恵子の頼みでビブリア古書堂を時折窺い、家族のことを教えていた。
志田の持つ「落穂拾ひ~」は智恵子が大事にしていた本だった。
智恵子が出て行ったのは、正気では手に入らないような古書を追ってのことで、今も探しているらしい。





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Last updated  August 12, 2013 05:52:53 PM


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