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Jul 18, 2003
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小旅行 その③ ---トスカーナ、ウンブリア、マルケを車でのんびりと走る---
朝5時、胸が痛くて目が覚めた。普段、母乳をあげているものだから、おっぱい、岩みたいにパンパン。朝っぱらから、搾乳機で絞る。旅行中、何度トイレに篭って絞ったか・・・。
絞り終わったら、また寝る。眠い。
7時半に起床。
キャンプ場のバールにカプチーノを飲みに行って、さっさと着替えて、さっさとテントを畳んで、さっさと出発。
出発しようと思ったら、車に傷を発見。明らかに鍵で付けた傷。運転席側に、長々と2mほどの、傷。
こんな山の中で誰がこんなことするのか? きっと、昨日、フィレンツェに駐車したときにつけられたんだろう。イタリアにはこういう馬鹿なことする奴がいっぱいいる。そんなことして何が楽しいのか・・・。暗すぎる。
とにかく、8時半に出発。
「シエナ、観たい」と突然夫が言い出した。というのも、そこは、シエナまで結構近い。前から私たちはシエナを観たいと言い合っていたから。


アレッツォに行くに当たって、高速道路を走れば、もう次のインターがアレッツォ、と近かった。せっかくだからのんびり普通の道を走って景色でも見よう、ということになって、下の道を走る。
地図をよく見てみると、その間の高速道路、トンネルがある。つまり、私たちがアレッツォに行くには、山道を走らなければならないってこと・・・。そうすると、かなり遠いぞ、これは。
すでに後の祭り。
まあ、良いか、ということで、のんびり走る。
トスカーナには、丘がいっぱい。そんな丘に、ポツン、ポツン、と見える農家。丘の畑は、ところどころ色が違う。深い緑だったり、鮮明な緑だったり、オリーブの緑だったり。緑のグラデーションがとっても良い感じ。たまに、広大なひまわり畑があって、鮮やかな黄色の花が丘を彩る。こういう色使いって、この辺りの特色だな、と思う。
のんびりのんびり進んで、ようやくアレッツォに到着。アレッツォで、そぞろ歩き。
何となく、ウンブリアのペルージャみたいな感じの街だな、と思う。道が建物と建物の間に細々とあるから、陽が物凄い照ってるはずなのに、道を歩いているとすっかり日陰で、暑くない。ただし、丘になっているので、行きは登りでキツイ・・・。こういう辺りもペルージャみたい。
古い街並み。シンプルな教会。私はフィレンツェよりもこういう街にいる方が落ち着く。
夫も同じ事を言う。こういう辺り、似た者同士なんだよね、私たち。

アレッツォを出発して、目指すはチッタ・ディ・カステッロ。日本語訳すると、『城の街』。その名の通り、城壁に囲まれた街。
面白いな、と思ったのが、チッタ・ディ・カステッロの城壁は、堀のためだったこと。イタリアの城って、日本の城みたいに掘なんてあんまりない。結構あるにはあるけど、イタリアにある城の数から考えると、あんまりないんじゃないかと思う。こっちの城って、大抵丘の上に建ってるからだろうな。

タバコ畑が広がる懐かしいウンブリアを走り抜けて、マルケに入る。アドリア海の辺りまで来ると、もうすっかり、海の街々が望めた。
ここからは、高速道路。じゃないと、ちっとも目的地に着かない。

チヴィタノーヴァ・マルケのインターを降りたのは、4時。
その日の夜を過ごすキャンプ場を探すのに1時間ほど費やしてしまった。日曜日だったから、皆海に出かけたので、渋滞が凄かったため。私たちには海水浴の渋滞なんて関係ないのに。
キャンプ場に着いて、急いでテントを張って、シャワー。この日も汗だく。

海、といえば、私がイタリアに来て初めて見た海は、サルデーニャの海。サルデーニャといえば、ヨーロッパの高級リゾート地。海が物凄い奇麗。しかも、知られてない砂浜に行くと、2kmくらい誰もいないところなんかもあったりして、澄んだ海が全部自分のもの、みたいな気分を味わえる。
それで、その後、イタリア人から「日本の海はどうだ? イタリアの方が奇麗だろう?」みたいに言われるたび、私が行った覚えのある千葉の海や新潟の海とサルデーニャの海を比べて、はい、そうですね、と頷いていた。でも、イタリアの海を何度か見た後の今は、日本もイタリアも同じようなものだ、と言うことにしている。

この日の目的のコンサート、というか、フェスティバルは、朝の11時から始まっている。ただし、最初はどうでもいいバンドがたくさん。なので、6時ごろに会場に様子を見に行こうか、ということになっていた。
テントを張ってシャワーを浴びていたら、もう5時半過ぎ。急いで着替えて化粧して、6時に出かける。
2003/07/18 23:38:08

小旅行 その② ---フィレンツェへ---
12日、9時半に義母の家を出発。いざ、高速道路へ。
最近、イタリアの免許の制度が変わった。今までは、減点っていうものがなかったのだけど、今月から減点(というか、点数を溜める形になる)制度が適応されて、警察のチェックが厳しくなった。
高速道路の最高規則は130km/h。130kmなんかで行っていたら全然着かないじゃん。でも、減点+罰金なんて嫌だ、というわけで、120kmとか125kmで走ることに。

我が家の車は、FIATパンダ。とっても長距離の旅に出かけるような車じゃない。だいたいエアコンないし。
出発した日は、それはそれは暑かった。車の中は、正しく「オーブン」という感じ。
フィレンツェまでの道のりは、長い。
途中、ラ・スペツィアという、フィレンツェのあるトスカーナ州の一歩手前の街で休憩。エアコンがきいたスーパーマーケットに入って。そんな形でしか涼が取れないって悲しい・・・。次の車は絶対にディーゼル車、エアコン、と夫と言い合った。

夏のイタリアって、普通ドイツ人でいっぱい。高速に乗ると、ナンバーの左端に「D」と書かれたドイツナンバーの車がいっぱい。「CH」のスイスナンバー、「F」のフランスナンバー、「A」のオーストリアナンバーも結構いるんだけど、ドイツナンバーの比ではない。
高速道路に乗ると、いろんな国の車が走っていて、面白い。上に書いた他に、スロヴェニア、スペイン、ポルトガル、ベルギー、英国、などなど。
一度、アメリカのナンバーらしい車を見かけたことがある。アメリカから車で来るって、凄い。
さて、今年のイタリアには、「NL」と書かれたオランダナンバーの車がいっぱい。オランダだよ、オランダ。あんな上の方から、車に荷物を山ほど積んでやって来るんだ。物凄く疲れるだろうに、凄い根性だ。
遠くからやって来るものだから、さすがに荷物も多い。何台か、夜逃げ状態で荷物が物凄いいっぱいな車を見かけた。ステーションワゴン車なんだけど、後ろ、いっぱい、上にも箱を積んで・・・。

3時頃、ようやくフィレンツェの高速道路の出口に差し掛かった。
隣の車をふと見ると、何かおかしい。真っ白な肌の男の子と、隣でこれまた真っ白な女の子が運転している。外国人だとすぐに分かるのだけど、何かが違う。
違うはずだわ。右ハンドルなんだもん、その車。英国の車って、右ハンドルなんだよね。
英国の人間が独りで車でヨーロッパの大陸に入ると、高速の料金所で料金を支払うとき、わざわざ車を降りなきゃならないわけなんだろうな、ハンドルが逆だから、なんて、想像して笑ってしまう。
うちの兄が前、アメ車に乗っていたのだけど、やっぱり日本では逆ハンドルになるから、高速の料金所とか、駐車場の支払いのとき、わざわざ車を降りなきゃならない、面倒くさい、って言っていた。
その右ハンドルの車、後ろにスコットランドの旗のステッカーが貼ってあった。スコットランドからやって来たのか、この人たち・・・。車で・・・。私はスコットランドって行ってみたいけど、スコットランドまで車で行く気はしないな・・・。だって遠すぎる。

フィレンツェ、実は、まともに観光したことがない。
その昔、夫とイタリア国内で遠距離だったとき(680kmくらい離れていた)、電車の乗り継ぎで何度かフィレンツェで降りたことがあるのだけど、降りて駅周辺を眺めただけで、観光はしたことがない。
夫も小さい頃ちょっと観た程度で、覚えていないって。
駅からちょっと離れたところに駐車して、駐車料金を確認。1時間2ユーロだって。高い。さすがに1時間1万リラ(=5ユーロ)のヴェネツィアほどじゃないけど、それにしても、高い。
まあ、毎日来られるところじゃないし、払っとくか、ということで、数時間、駐車料金を払っておく。
街をフラフラと歩いて観光。時間がないので、美術館博物館には一切入れなかったのが残念。芸術の街なのに。
去年の夏、フィレンツェに行った義兄夫婦がポンテ・ヴェッキオから川を見下ろしていたら、川を何かが数匹泳いでいるのが見えて、周りの人と「あれは何だろう? 猫みたいだけど・・・」と言い合っていたら、実は巨大ネズミだった、汚すぎる、という話を聞いたので、そのポンテ・ヴェッキオから川を見下ろしてみたけど、何にもいなかった。残念だわ。でも、川、確かに汚かった。緑がかった感じの茶色で。あれではネズミが泳いでいてもおかしくない。
そぞろ歩きしたフィレンツェ、街独自の色を持っていて、確かに奇麗には奇麗だけど、私はあんまり好きにはなれなかった。スタイルが好きじゃないものだから。私はもっとシンプルな生活観溢れる街の方が好き。煌びやかな教会よりも、素朴な教会の方が好き。

フィレンツェから、泊まるところまでまた行かなきゃならない。
私たちが選らんだのは、フィレンツェとシエナとアレッツォの中間の山の中、そう、ちょうどキャンティ・ワインが作られているあたりの山の中の、キャンプ場。
日本ではキャンプ場ってあんまり利用しないけど、イタリアでは結構利用される。キャンプ場には、若い子の集団から家族連れまで、結構いるもの。私も日本では小学校のときに地区のイベントとしてキャンプ場に行ったくらいだったけど、イタリアに来てから、というか、夫と知り合ってから、結構利用するようになった。だって、車で移動できるときには安上がりなんだもん。
そのキャンプ場は、山の中。自然公園の中にあった。そんなの知らなかったから、言われた通りの道をどんどん進んでいると、かなりの山道になってきて、しかもその山道が一向に終わらない。キャンプ場も見えてこない。本当に道、合ってるんだろうか、と半信半疑になってくる。
山を15kmから20kmほど登ってからようやくその自然公園なるものと、キャンプ場が見えた。偉いところまで来てしまったものだ。だって、単に一夜寝…





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最終更新日  Jul 18, 2003 11:38:08 PM
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