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姓のはなし


2004年01月30日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今、連日ニュースでやっているので、いやでも耳にはいってくる。
映像で見る限り、あのお父さんは普通の職業なんでしょうか??
見るからに恐そう・・・・

今日のニュースで継母が包丁でこの長男を脅していた。という話が流れていた。
部屋には血痕も相当ついているということ・・・・

こういう報道を聞くと、どうしてもあの本「ITと呼ばれた子」を思い出してしまう。
これは、この日記でも2回ほど紹介しているが、どうしてもその内容がよみがえる。
この本の話ばかりかいてると
「季節さんは他に本を読んでないんかい」と思われそうだが、あの本を読んだあとにも「バカの壁」やら、数冊の本は読んでいる。今は夏目漱石の「こころ」をよんでいる最中。



話を戻して、包丁の報道を聞いたときに思い出したシーンがある。

ITの母親もよく包丁を持ち出して、この子につきつけて、「早くお皿を洗ってしまわないと、これで刺してやるわよ」と脅していた。
そして、母親は酔っ払っていたのと、他の兄弟が母親にまとわりついたのとで、体のバランスをくずして、包丁が飛んでしまい、この子供のわき腹に刺さってしまった。
一瞬「しまった」という表情を見せる母親。刺されたこの子供は遠のく意識の中で思ったことは
「お母さん、わざと刺したんじゃないこと、ぼくはわかっているから、許してあげる」
だった。声に出していいたかったけど、意識が遠のいて言えなかった。

今回の15歳の少年の心理はわからない。今後、意識が戻らない限り、だれにもわからないだろう・・・

しかし、肉親に受ける虐待はそれをすべて憎しみに変えてしまうことができない。子供のけなげさと哀れさがあって、よけいに聞いていると胸が苦しくなってしまう。

なぜ、このような虐待を加えて、人は平気でいられるのか・・・・
何度考えても到底理解できるものではない。

ITでも、母親の心理は明らかにはならなかった。しかし、その母親もおそらく自分の実母からかなり厳しい躾を受けて、母親からの愛情を感じられていなかったようだという背景はうかびあがる。主人との仲もいろいろあったようで、そのストレスで大量のお酒を毎日飲み、うっぷんがこの子供にむいていたようだ。



一人の人格を全て支配するよろこび。これは、ストレスのたまった人間に快感をもたらすのだろうか?

「あんたなんか、生きている資格もないんだからね。あんたなんか、名前を呼んでもらう資格もないのよ。ITなのよ。
私の気分次第で、あんたなんかどうにでもなるんだからね」

よく、ITの母親がITに言っていたことば。
ITが死に掛けると、看病してまた、虐待を加える。首を絞めて目の前が暗くなりかけると「まだ、死んじゃだめ。まだよ」といって息を吹き替えさせる。これが、ITの母親の行動だった。もちろん、手放す気はなかった。保護されたからも、この母親は執拗に子供を取り戻すことを考えていた。


あきらかに、虐待する為に手元においておいたとしか考えられない。

このような人間の暗い部分。
「狂ってる」「あほや」
だけで、済ませてしまっていいもなのだろうか、もっと、根本的なところを掘り下げることも必要なのではないだろうか、
そんなことを考えてしまう。

しかし、今回の事件も、子供側の話は本人の意識が戻らなければ、永久にわからないことだし、この実父も、継母も己の心理を正直に話すものかどうか、いや、自分でも、自分の心理を正確に表現できないのかもしれない。





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最終更新日  2004年02月16日 23時06分37秒
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