りじょん

2004.09.21
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栄子「あら?あらら~♪…止まってんじゃねぇよ、このくそ戦車ぁっ…!!」

栄子「……かわいい弟に恨みなんてvvさあっ。さくさく進むわよおっ!!」
拓也「はいはいもういいよ…えーと、あれが屋敷の扉か」
栄子「よ~っし!折角だから、この戦車で突っ込むわよおっ!」
拓也「…何で操縦出来るのかはあえてきかねえ…」
栄子「男が細かいことを考えるんじゃねぇ…って祖父の遺言があるだろうがあっ!さあっ、突っ込むわよおっ」
拓也「じいちゃんまだ生きてるんですけど! …あれ、あの扉鉄ですよお姉様!?」
栄子「当たって砕けろ…って祖母の遺言があるだろうがあっ!さあっ、突っ込むわよおっ」

栄子「どっせい!!」
拓也「……いてて…。中に入ったのか…?」
栄子「よっしゃ!早速、探検するわよおつvv」
拓也「周り真っ暗だし…きっと沢山罠が」
栄子「きっと、かっこいい男がうじゃうじゃと……vv」
拓也「忍者屋敷で!? …ん? 何か前の…人影…?」
栄子「よしっ!ちょっくら抱きついてくるゆえ、SA・RA・BA!」
拓也「知らない人についていくなといつも言って…おう? あのシルエット…あの…顔は…?」
栄子「偏屈はげ親父、もとい、古典の鈴木先生!」
拓也「あれ…? さっき俺らが受けてたの古典だよな…何でここにあいつが?」
栄子「そうよ!あまりにも退屈すぎて、開始以降5分以降の記憶はないけれど!!」

栄子「そんなの500歩100歩じゃないの!…あらあっv私って博識vv」
先生「それをいうなら50歩100歩じゃ! 全くお前ら双子はいつもいつもいつも…」
栄子「50歩100歩だろうが500歩100歩あろうが、それこそ、50歩100歩だろうがあっ!…でぇ?あんたはなんでここにいるわけよ?」
拓也「そうだよ、俺は夢だと思ってたのに…あんたが出ちゃ楽しめるもんも楽しめねえよ」
先生「楽しむなよ!少しは不気味がれやあっ!…ちなみに、ここは忍者屋敷ではない!わしの屋敷じゃあっ!」

栄子「きゃ~つvv素敵な趣味ねvv好感度ちょっとアップよおっvvv」
拓也「ああそら姉ちゃんはいいよ、俺なんか死にかけたんだぜ!? 何か俺らに恨みでもあんのか!?」
先生「無いわけがあるかあっ!!…全く、お前ら双子はいつもいつもいつもいつも、寝くさりおってぇっ!!」
拓也「寝てねえよ! 起きてるだろ15分も!!」
栄子「私なんか、5分も起きてたのよおっ!もう、決壊ぎりぎりよおっ!!」
先生「忍耐が足りんのじゃ今の生徒は! 退屈な授業を切り抜けてこそ真の満足が得られるというものを!」
栄子「いえいえ、充分満足ですし!これ以上の満足を得るのに、古典の授業を受けなきゃあかんのなら、いらね~し」
先生「やかましい! 授業の終わりにも気づかぬほど寝くさりおって! ふふふ…わしの屋敷に拉致ったからには、今までの分の補修をみっちり受けさせてやるぞな!!」
栄子「うっげぇ~っ!!」
拓也「うぎゃあ何その問題集…戦車で逃げようぜ姉ちゃん!!」
栄子「…ってドア開かないじゃん!!何事よおっ!!」
先生「ひゃっひゃっひゃっ…ひっかりおったな! その戦車こそお前らの補習室じゃあ!!」
栄子「お前らの棺桶じゃあ…の間違いじゃないのおっ?!古典なんてくそくらえ!!現実を見ようぜ、おっさん!!よき昔はもう戻ってこないんだよおっ!!」
拓也「そうだよ! 未成年者略取は犯罪…親がきっと探してるし~、帰りまっす☆」
先生「親御さんにはもう連絡済みだからvv家でみっちり勉強させますってな!!ふっ、は~っはっはっはっはっ!してやったり!!」
拓也「何処の悪代官じゃあ! …いや、ちょっと…問題集は勘弁…!!」
栄子「無理をしてもいいことがない…っていう母の遺言が!!」
先生「さっきお母様が電話に出たわ! …さあ、とりあえず日付が変わるまでに、源氏物語全部訳さんかい!!」
栄子「ひ~っ……!!」
拓也「ひゃぁぁぁぁ…っ!!」

これぞ、災難。





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Last updated  2004.09.24 20:25:14


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