りじょん

2004.12.26
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銀魂編12



「いい臭いがする」

 ……という……沖田さん、井上さんの言葉により一行は川沿いをてくてくてくてく歩いていた。
 もはや見回りが目当てではない。

「この臭いはなんでしょうねぇ」
「いい炭を使ってまさぁ」
「たらふく食いましょうね!!」

 食糧確保が目当てである。
 山崎は犬並の嗅覚をみせる二人に、もはや付いて行くしかない。 
 口元には薄ら笑いを浮かべ、もう少しで悟りの境地に達するであろう顔つきである。

「あ」

 二人は同時に立ち止まった。
 目の先にはもくもくと白く登る煙がある。
 井上さんの目がキラーンと輝いた。

「はっけ~ん!!!」

 突然のダッシュ。
 それに続く沖田さん。
 もう走る気力もなくそれを見守る山崎。

 太い木の枝にぶらさげられているのは大きなドラム缶の片割れ。
 その中では炭が赤く輝いている。
 そ し て……。

 鉄の串にさされた肉の塊。

「肉---------------------------!!」

 井上さんはそれに食らいついた。

「うげっ」

 それを持っていた人物は驚き、思わず手を離してしまった。
 ……そりゃそうだ。

 がつがつがつがつ……。

 井上さんはその男の視線を意に返さず、口を動かし続ける。














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Last updated  2020.01.18 18:20:53


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