峠幾三のちいさな発見・旅模様

峠幾三のちいさな発見・旅模様

2007/01/29
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高ボッチ高原 へむかう。


 このあたりは幾度か訪れている土地なのでな~んとなく道はわかる。

 初めて来たのは中学の時かな。家族で白馬へのスキーだった。

 せっかくのスキーも大雪でリフト乗り場が埋もれて滑ることができるコースは一部だけだった。

 帰りは名神が雪で通行止。SAで一夜を明かしたな…。


 そんなことを思い出しながら走る。

 松本市内から県道63号に入り、 東山山麓広域農道

 地図を見るとこの道から高ボッチ高原に近道があるようだ。

 しかし、かなりマイナーな道のようで、地図を見てもどこなのかもはっきりしない。

 ここは今までの経験を生かして勘で走るしかない。

 適当に曲がり山を登る。

 途中、広い蕎麦畑から松本市内が見えた。

Scan10031.JPG

 少し雲が多くなってきたが眺めはいい。

Scan10030.JPG

 車を降りてじっくり蕎麦を見る。

 この植物からあの蕎麦ができるのか…。

 不思議なものだ。



 両脇の木々が霧に濡れてなんともいえない風景を作っている。

 この景色を見れたのなら道を間違えていてもいいような気がする。

 しかし、本当にこの道???

 かなりの距離を走ったのでやはり引き返すのは嫌だな。

 本音が出る…。




 突然視界が開けた。

 霧に包まれたその景色はなんともいえない。

 その道をしばたく走ると高ボッチ山荘の看板が。

 おっ、勘が冴えていた。

 見事、目的地に到着したではないか。


 ウキウキで走る。

 しかし、霧に阻まれ景色は今ひとつ。

 車を停めて下界をながめようとするが濃霧で見えない。


 ふと霧の切れ間が…。

 その切れ間から見えた景色。

 最初から晴れていたら何とも思わないのかもしれない。

 この時、 最高の景色 だと思った。


 これだからやめられない。

 他人にとっては何ともない普通の景色かもしれない。

 でも、今、俺の目に映るのは最高の景色だ。


 夏の北海道でもそう思った。

 観光マップに載っているわけでもない、別に絶景スポットとして有名でもない美深峠。

 しかし、夕暮れ時、金色に輝いた森の美しさは脳裏に焼きついている。



 言葉もなく眺めていたらすぐに霧に包まれた。

 とにかくこの道の終点まで行こう。

 ウネウネした道を走る。

 路肩工事のおっちゃんたちの横を通った。

 標高があがるにつれ、霧もなくなった。

 ううむ、気持ちいい!!!


 そして行き止まり。

06-09-11_12-06.jpg

 駐車場にがあったので入ろうと思ったが、有料らしいのでやめた。

 路肩に車を停め、はるか下の街を眺めながらラーメンを食らう。

 いつものラーメンがうまく思える。

 なかなかのおかずだ。


 そこから諏訪湖へ下る。

 途中、めっちゃ細い道を通る。どこだ?ここは?

 ふと見ると中山道の看板。

 知らぬ間に中山道を走っていたようだ。

 かなりの急坂もあり、低速ギアでエンジンをうならせながら走る。

 今は舗装だが、そんなもの無い時代は歩いたんだよな。

 そんなことを考えていると国道が見えてきた。






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最終更新日  2007/01/29 06:44:11 PM
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