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元の日本侵略阻止した高麗
特筆される「三別抄軍」の闘い
三別抄軍とは・・・
もともと三別抄軍は高麗時代に国内の治安維持のために組織された軍であった。
しかし1270年の5月、元との講和の受け入れに反対し、徹底抗戦を主張して
ほう起した。
部隊は江華島を拠点として新たな王を推戴し、政府機構を整備し
反元政権を樹立した。
8月には本拠を珍島に移し、西南海一帯と全羅・慶尚の
穀倉地帯や、海上の拠点である済州島をも支配下に置いた。
しかし元軍と高麗政府軍による度重なる攻撃により、
1273年4月には闘いの幕を閉じた。
この闘いは、高麗人民の反元独立意志を示したもので、さまざまな制約を
受けながらも高麗が独立を保つ原動力の一つとなった。
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日本では<元寇>で知られているが、作家の井上靖先生は高麗・元の側の歴史に
即して「風濤(ふうとう)」という歴史小説を昭和38年に発表しています。
けれども残念なことに江華島と済州島には自ら取材に出向いていますが、珍島には訪問
していません。
この三別抄軍に関連する遺蹟地が珍島に残っています。
それが国家指定史跡第126号に指定されている龍蔵山城です。
周囲は13キロにも及び、この階段式に残っている
宮殿跡を保護するよう、外敵の侵害を防ぐ役割をしています。
高麗時代の息吹を感じてみたら如何でしょうか!