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この祈願祭は珍島大橋の下で亡くなった霊魂の
歴史・文化・国境を越え、過去~現在までの
合同慰霊祭である。
11月4日の土曜日、珍島大橋に向かう途中で
ぽつぽつ雨が降り始めた。
天気予報は「夕方から雨」であったが、予報が外れたらしい!
だんだん雨は強くなる。
位牌の数は、どれほど数多くの戦死者がこの場所で亡くなったかを物語る。
強く打つ雨と風は、死者の涙のようだ。
この中には倭徳山で亡くなった、来島村上水軍の位牌もある。
カンガンスウレ!珍島にはカンガンスウレの保存会が3チームある。
全員集れば100名超えるが、今回は2チームだけの参加であった。けれども80名の公演も、なかなか見ものである。
カンガンスウレの瓦踏み
この頃には雨が上がり、橋を渡る観光客が足を止めて見学する姿が見える。
文録・慶長の役で使われた通信用凧の展示
珍島には、この研究をしている住民がいる。本人が直接自宅で凧を製作している。
これは100年ほど前から珍島郡の智山面に保管されている輿。
装飾品は死者の人生を現す。
生前、楽師だったら楽器を弾く姿を彫るのだそうだ。
鶏は朝を知らせる働きものだ。死者は働き者だったという意味をもつ。
上の古い棺は珍島邑に保管されている葬與で
下の写真は現代式の新しい葬與である。煌びやかに装飾されている。
珍島大橋を渡る葬與!東洋一と言われる激しい潮の流れ!
棺と挽詩(または挽詞)を燃やす儀式
村に保管されている古い輿は燃すことが出来ない。
儀式に使われたのは、新しい與である。
慰められた霊魂は高く高く上る。
涙のような雨が降ったあと、空には青空が見えていた。
煌びやかな葬輿は 町ごと住民が準備したものだ
高麗時代の蒙古との戦 朝鮮時代の日本との戦
そして同じ民族でありながら 今も自由に行くことができない
この国の嘆きを一つ一つ解き放ち
心だけでも 魂だけでも
国境を越え 民族を越え 一つになるために
輿は燃えて 燃えて 燃え尽きた
珍島タワーの紹介^^ October 8, 2014 コメント(6)
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