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49.6kmの関門から約2.5kmほど、快調に下っていった先に、強烈な上りが現れました。
まだ上るのか、と思いながら上りに挑んでいきます。
しかし、このコースではこれまで体験したことのない、厳しい上りです。
後で気づいたのですが、私は49.6kmの関門が、上りの最高地点だと勘違いしていました。
本当の最高地点は、この先の57.5kmほどの地点だったのです。
しかもこの上りは、かなり強烈な急勾配です。
ここで来たかと、心と身体のダメージは頂点に達しました。
何とか腕を振って上っていきます。
ここから2kmは8分台までラップが落ちました。
このきつさは箱根の5区と同じぐらいです。
箱根を走ったのだからいける、と思いながら上っていくと、目の前にトンネルが現れました。
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ここからトンネルが数本、かなり長く続くと聞いていました。
トンネルを過ぎれば上りは終わりと言い聞かせて、走っていきます。
ダラダラと上り、数キロにわたる長い、そして暗いトンネル内は、かなりのダメージになります。
数人のランナーが私の後ろに付いていて、私が引っ張る形となり、集団走で何とか関門のトンネルを抜けました。
ここでエイドです。
ようやく厳しい上りを終えて、ランナーも皆疲れ切った表情です。
地獄は終わり、勝負はここからです。
次は66.5kmのレストステーションまで、長い下りが続きます。
ここまでのダメージで、下りがまともに走れません。
周りのランナーも皆同じような感じです。
日差しも出てきて、山の中とはいえ暑くなってきました。
60kmを過ぎてこのコンディションは、かなりこたえます。
それでも、何とかレストステーションまで辿り着きました。
ここでドロップバッグを受け取って、リフレッシュします。
少し足に違和感があるのでテーピングを貼り、ふくらはぎサポーターをつけました。
胃薬にスペシャルドリンクも飲んで、リスタートです。
すると、やはりウルトラマラソンらしく、身体が復活しました。
ここから先は厳しい上りはないので、何とか粘っていきます。
70kmを過ぎ、のどかな田園風景を見ながら、淡々と進んでいきます。
ここからは淡々と行くのが一番です。
80km地点に到着して、残りは20kmになりました。
ここまでのタイムを考え、そして自分の身体のダメージを考えると、自己ベストを狙えそうだとわかりました。
ここまで来たら狙うしかないと、タイムを狙う走りに切り替えます。
幸い、下りが多くなってくるので、5分台の後半で足を動かします。
90kmを過ぎ、残りは10kmです。
「俺は強い」「俺はいける」と言い聞かせながら、気合を入れて疾走します。
それでも、92.5kmから500mの上りがあり、苦しみます。
日差しも浴びながらの最後の粘りです。
95kmを過ぎて、残り4kmからは「あと4km」の看板が出てきました。
あと少し、と思った残り2kmの地点で、目の前に激しい上りが見えました。
ここの先が最後のエイドです。
最後の上りは300m、エイドの方に「最後にこれは酷ですね」と笑いながら話して、コーラをもらって最後の力を振り絞ります。
やはりウルトラは楽にはゴールさせてくれませんが、何とか残り1kmの看板が見えました。
朝早くからの長い長い100kmを思い出しながら、ゴールへ向かいます。
周りの方々の拍手が続きます。
感謝しながら走っていくと、フィニッシュゲートが見えました。
まだ午後3時過ぎの明るい中、いわて銀河ウルトラマラソン100km完走のゴールテープを切りました。
「今日の俺は史上最強だ!」と心の中で叫びながらゴールしました。
ゴールして、帽子をとって、深々と頭を下げました。
そして、完走メダルをいただく時も、帽子をとってメダルをかけてもらいました。
今回の100kmは、過去と違いタイムも含めて挑戦しました。
結果的に、全く歩かずに本当の100km完走も果たせたので、タイムも出たのだと思います。
岩手県の皆様に心から感謝します。
長い100kmを完走し、自己ベストを更新出来たのは、大会に関わってくださった全ての皆様のおかげです。
11時間8分32秒の長い長い銀河の旅でした。
多くの皆様に大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。
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