経理は地味だが役に立つ〜ウルトラランナー経理部長の経理の仕事とマラソン日記〜

被害金額は10数億円に上るということです。

三菱UFJ銀行によりますと、元行員は2020年4月から今年10月までのおよそ4年半にわたり、窃取を行っていました。
世田谷区の玉川支店と練馬区の練馬支店の貸金庫から、現金など10数億円相当を盗み出していたというものです。

元行員は、貸金庫の鍵を管理する立場を悪用して、窃取を行っていたということです。
被害にあった契約者はおよそ60人ですが、被害額も含めて元行員の供述に基づく情報のため、盗んだ金の使い道を含めて調査を続けているとしています。

貸金庫の契約者からの指摘を受け、先月31日に問題が発覚しました。
元行員は盗んだことを認めていて、三菱UFJ銀行は今月14日にこの元行員を懲戒解雇しました。

この問題を受けて全店舗の貸金庫を調べたところ、同様の被害は確認されていないとしています。
被害額も元行員の供述によるもので、確定には相応の時間がかかると思われます。


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三菱UFJ銀行は警察に相談すると共に、監督官庁へ報告しました。
被害者にお詫びすると共に、補償について真摯に対応するとしています。

私も以前勤務していた会社で、貸金庫を契約していました。
貸金庫を開けられるカードや鍵などは、会社の耐火金庫に保管され、これを扱えるのは経理部長と経理課長の2人のみでした。

貸金庫に行く時は、必ずこの2人で行くことになっていました。
銀行では貸金庫室に入るまでは対応してくれますが、貸金庫の中身については一切関与してしません。

このような状況が、一般的だと思っています。
今回の事件は、貸金庫という銀行の安全性を、悪意によって踏み躙った犯罪で、罪は重いと思います。

こうなると、何を信じればということも言われます。
悪意を持ってやられると、いくら対策していても防げないことがあり得ます。

早期の全容解明が望まれます。