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2016.11.05
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カテゴリ: 音楽





ノーベル文学賞受賞おめでとう!ようやく賞を受けるとストックホルムに連絡を入れたみたいだね。ビートルズが半世紀もたたないうちにクラシック音楽になったのと同じように、この受賞でボブの詩が古典として世界で読み継がれていくとしたら、それは素晴らしいことだ。

でも最近は詩作してないよね。このところ発表した2作はフランク・シナトラのカバー・アルバム。詩人というよりボーカリストとしての凄みを感じていたよ。今年4月の来日公演も、少しだけハーモニカとピアノを披露したけど、あとはずっと直立不動で歌い続けていたよね。75歳とは思えない声量と、渋みを増した歌声が心に沁みたよ。「風に吹かれて」をまったく別の曲のようなアレンジで歌ったのも、君らしくてよかったよ。でも、また近いうちに新しいオリジナル・ナンバーを私たちに聴かせてほしいな。

中山康樹著「ボブ・ディラン解体新書」を読んだよ。といってもそんな本があるなんて君は知らないだろうけど。それによると、君は、もともとチャック・ベリーのコピーバンドをやってたんだって?知らなかったよ。だからフォーク・ソングをやり続ける気なんて最初からなかったんだよね。バンドのメンバーと仲たがいして皆去って行って、しかたなく一人で弾き語るしかなかったんだよね。でもそれが不幸中の幸いだったわけだ。だってそのスタイルが若者の圧倒的な支持を受けたのだから・・・・。もちろんそこには、君の詩人としての才能が必要不可欠だったわけだけど。

君がノーベル文学賞に決まったと報じられた頃、TBSテレビ「時事放談」を見ていたら、司会で政治学者の御厨貴が、ボブ・ディランのはとこを教えたことがあると話していた。今は立派な日本研究の学者だとも言っていた。ボブの身内に学者がいるとは知らなかった。ディラン一族には学究的素養のDNAがあるのかも知れないね。

まとまりのない話になったけど、ボブがいなかったらアメリカの、そして世界の音楽界は今どうなっていたか、想像もつかない。でも少なくともブルース・スプリングスティーンも、ザ・バーズも、ザ・バンドも、吉田拓郎も、ディランⅡも存在しなかったことだけは言える。改めて君のこれまでの活動に感謝しなくてはと思う。
そしてこれからもステージに上がって我々を驚かすパフォーマンスを見せ続けてほしい。そして、できれば12月10日の授賞式には弾き語りを披露してほしいな。期待してるよ。では、このへんで。

最後に一句。  「  おめでたし  小春日に聴く   ボブ・ディラン  」





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最終更新日  2016.11.14 20:49:33
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