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2018.05.27
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カテゴリ: 音楽




ケーブルテレビの 音楽専門チャンネルだった。なつかしく、思わず見入ってしまった。

函館のケーブルテレビ局の開局10周年記念の番組として 2011年に 収録されたもののようだ。
ジョーちゃんは、2011年10月に亡くなったのだから、おそらく彼の生前最後のライブ映像だと思う。

ライブ前半は、「ジョージア・オン・マイ・マインド」や「ルート66」、「チェンジズ・ゴナ・カム」などのスタンダード・ナンバーをギターは弾かず歌に専念。慣れ親しんだジョージ節を聴かせる。しかし、やや迫力に欠ける。全盛期に感じていた「凄み」がない。歌う表情も元気がない。
この時本人はどんな気持ちで歌っていたのだろう?歌えなくなる日が近いということを悟っていただろうな。

スタンダード・ナンバーを数曲歌ったら、バックバンドの演奏に任せて一旦ステージから消えてしまった。やや無理のあるステージ構成だ。もはやステージで歌い続ける体力がなかったのだろう。

そして再び現れたジョーちゃんは、愛用の金色のフェンダー・ストラトキャスターを抱えた。そして、満を持してオリジナル曲を披露。

その後、ハードなロック・ナンバー「さらばミシシッピー」を披露。バックバンドが頑張って盛り上げるが、ジョーちゃんの歌声、ギターは生彩を欠いている。そしてそのままラスト・ナンバー「雨に泣いてる」へ。

テレビ画面を見ていて、だんだん悲しくなってきた。この日集まった聴衆も同じ気持ちだっただろう。
でも一番悲しかったのは、ジョーちゃん本人だったに違いない。そんな体調でもステージに上がり、生気のないパフォーマンスを露わにしなければならなかったのだから。しかもテレビ収録付きで。

再びステージに現れたジョーちゃんは、残る力を振り絞ってアンコールを2曲歌い切った。
「酔って候」、そして「青い瞳のステラ、1962年 夏」。そして集まった聴衆への感謝の言葉を短く言ってステージを後にした。

柳ジョージが 再びステージに戻ることはなかった。そして、柳ジョージの最後のコンサート映像だけが残された。

ヒット曲が生まれずCDの売れ行きも頭打ちになった頃、引退を考えた彼だったが、周りの勧めで音楽活動を続行。亡くなる直前までステージに上がり続けた。早すぎる死だったが、生涯現役を貫けたのだから、幸せなミュージシャン人生だったのではないだろうか。
柳ジョージの最後のコンサート映像を見ながら、そんなことを考えた。

最後に一句。  「  枯れ皐月  天命を待つ  しゃがれ声  」





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最終更新日  2018.05.28 17:23:22
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