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2019.03.21
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カテゴリ: 音楽




ソリストはピアニスト=レイフ・オヴェ・アンスネス。難曲のブラームスのピアノ協奏曲第1番を演奏する 予定だったが、右ひじの故障で急遽モーツァルトのピアノ協奏曲第21番に変更。やや拍子抜け。早朝の1時間のランニングの疲れからか、居眠りをしてしまう。ごめんよ、アンスネス。それだけ心地よい演奏だったともいえる。アンコールは、ショパンのノクターン第4番。ひじを治してリベンジ来日待ってまっせ。

20分の休憩をはさんで、いよいよマーラーの交響曲第1番「巨人」。トイレから戻り席に着くと、ステージ最後列には所狭しと打楽器がズラリ。上手からティンパ2台、大太鼓2台、そして銅鑼。その前にはハープ。コントラバスはステージ下手に置かれていた。通常は下手だが・・・。

そして楽員が登場。なんとホルンは7人。ん?トランペット奏者がいない。席はあるのに・・・。
チューニングが終わり、ユロフスキーが颯爽と足早に登場。足が長い!しかもスリムでロン毛。カッコイイ。
静かに第1楽章が始まる。緩やかな序奏に遠くからトランペットが響く。でもステージに奏者はいない。そうか、舞台の袖で演奏しているのだ。こんな効果まで考えてマーラーは曲を作っていたのだ。ご苦労様。心地よく凛々しい第1楽章が終わり、第2楽章へ。あれ?聴いたことがない曲だ。あわててプログラムを見ると、第2楽章「花の章」とある。そうか、マーラーが当初5楽章からなる交響詩として初演し、その後改訂して4楽章の交響曲第1番「巨人」とした時に省かれた曲なのだ。自宅にあるワルター、ショルティ、テンシュテットのCDにはない曲が聴けたぞ。得した気分になる。5分くらいのかわいらしい曲でした。
そしてスケルツォの第3楽章。弦楽器の分厚くパワフルな音に驚く。
第4楽章は葬送行進曲。コントラバスの独奏から始まった。え?ふつうは独奏じゃなく、コントラバス全員の合奏だよなあ。ユロフスキー独自の解釈?
間髪入れずに最終楽章へ。居並ぶ打楽器が大爆発!そして金管楽器も暴発。大編成のオケがフル回転。こんな大音響のコンサートは、3年ほど前、バレンボイム指揮・ベルリン国立歌劇場管弦楽団で聴いたブルックナー交響曲全曲演奏会以来だ。クライマックスでは7人のホルン奏者が全員立ちあがって吹いた。視覚的演出なのか?それともより大きな音を出すための手法か?
大団円はアップテンポでジ・エンド。63分におよぶ大交響曲はこうしてめでたく終了。いい演奏だった。
マーラーの交響曲をナマで聴くのは、2年前にパーヴォ・ヤルヴィとN響による第6番以来だが、聴いて改めてそのユニークさに圧倒・感服・脱帽させられる。

アンコールは、ユロフスキー自ら指揮台から客席に向かって「マーラー編曲によるバッハのG線上のアリアです。」と紹介し演奏された。ヴァイオリニストのアンコールなどでもよく演奏される曲だが、マーラーの個性的な大曲の後でも余韻をぶち壊すことなく無理なく聴ける不思議な曲だ。

会場の東京文化会館を出て上野駅に向かう。外気の寒さを感じない。春到来だ。ぼちぼち花見の日程を考えねば・・・・。

最後に一句。  「  上野の森  初めて聴いた  『花の章』  」





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最終更新日  2019.03.21 12:12:39
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