コーチ賢ちゃんの「コーチング談義」

コーチ賢ちゃんの「コーチング談義」

2013年01月26日
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                    庭のやままもの樹を剪定中の賢ちゃん


 昨日、浜松での「クラブメンターの会」の勉強会で「メンタリング概論」を学びました。

 その中の主要な原理・原則の中の1つに、「自分を支援してくれるメンターを一人でも多く持ちたいと思ったら、先ず自分がメンターになると決めて、周りの人を支援し続けることである。その結果として、いつの間にか自分を支援してくれるメンターに囲まれるようになるから」というのがありました。

 その中の例話として、『生まれた家が貧しくて、学歴がない上に、体が弱いという三重苦を背負って経営の道に入られた松下幸之助さんが、なぜ世界のパナソニックを築き上げることができたのか、一般の中小企業の社長と松下幸之助さんとの決定的な違いは何か、これをメンタリングの立場で言えば、たった一言でいい表すことができる。それは「メンターの数」である』という話を聞かせて頂きました。

 松下幸之助さんは、学歴がないので誰にも謙虚に教えを乞い、真剣に話を聞かれた。そのために、話す方は「もっと教えてあげたい」「もっとお役に立ちたい」と感じるようになり、多くの人から支えられるようになった、とのことでした。

 人の話を真剣に聴く事を通して、相手の持つバディシップ(お役に立ちたいという思い)のスイッチをONにし、周りの人を元気にしていった。その結果として、多くの方から支援が得られるようになった(大勢のメンターに支援を受けられるようになった)と言えましょう。

 この事を裏付ける素晴らしいメッセージが、本日メルマガで届きましたので、おすそ分けをさせて頂きます。「人の心に灯をともす」より、主要の部分を抜粋させて頂きます。

--- (ここから)

【なるほど】No.1149



松下幸之助は、積極的に人にものを尋ね、好んで人の話を聞く人であった。

一緒にテレビを観ていても、「キミは、いまのニュースをどう思うか」「いまの問題について、どう思うか」などいつも質問をされた。

私も聞かれれば、素直に、思うままに返事をする、答える。

「そうか、キミはそう思うか」などと言いつつ、つけ加えて「なるほど」と言うのが常であった。

私だけでなく、誰彼となく質問、というより話しかけ尋ねた。

極端な例で言えば、会社でエレベーターのなかで、たまたま同乗した女子社員にも「あんた、どこの職場や」「機嫌よう仕事してくれているか」などと声をかけたりしていた。

こうだああだ、というよりも、まず人に聞く、人に尋ねる。

それが松下幸之助であった。

歳をとると若い人にお説教する老人が多いらしいが、それがなかった。

いつも熱心に、身を乗り出して聞いてくれるから、こちらも話し甲斐がある。

そうなると、松下から聞かれなくとも、尋ねられなくとも、なにかあれば松下幸之助さんに話そうという気分になる。



松下への批判も、「なるほど」と聞くほどであった。

だから、誰もが競うように松下に話を持ってきた。

「松下さん、こういう話がありますよ」
「アメリカに行ってきましたが、こういうことがありました」
「某政治家と話をしましたが、こう言ってましたよ」


松下は、ほとんど学校教育を受けていない。
小学校4年中退、しかも話によると、2年生のとき、体調がすぐれず、ほとんど学校に行っていないと言っていたから、実質2年半しか学校で勉強していないことになる。

だから、ほとんど知識らしい知識は得ていない。

にも拘(かかわ)らず、10万人を超える社員の中で、もっとも多くの情報を得て、もっとも的確な判断ができたのは、こうした「人の話を聞く」「人にものを尋ねる」「話すより聞く」というその姿勢にあるのではないかと思う。

それだけでなく、「身を乗り出して聞く」「人の話を素直に聞く」、そういうことによって、知識のない松下が、誰にも劣らない知識の豊富さ、そして知的に充実度を高めていったと言えよう。

『生涯現役の知的生活術』育鵬社


人の話に耳を傾けろ、とはよく言われることだ。
だが、多くの人はその簡単なことができない。
自分の知識やプライドがじゃまして、聞くことができず、しゃべってしまう。

会っていて心地いい人は、自分に共感してくれ、同意してくれる人。

だから、自分と異なる意見、反対の人の意見を聞き続けるのは、相当の覚悟と忍耐が必要となる。

だが、自分の考えていたのと同じ答えを聞くなら、何も他人に聞く必要はない。

誰にたいしても、どんな意見も、「なるほど」と、身を乗り出して素直に聞き続ける人でありたい。


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---(ここまで)

 コーチングでは、相手の話を「自分の価値観を一旦横に置き、受容と共感をもって、心から耳を傾けて聴くことを「傾聴」といい、相手を認めることを「承認」と呼んでいます。

 身を乗り出して人の話を素直に聴き(傾聴し)、「なるほど」と承認する松下幸之助さんは、まさに名コーチであり、名メンターであった。その結果として多くのメンターに囲まれることになったのだということが、ストンと賢ちゃんの肚に落ちた瞬間でした。

 コーチングでの学びを、メンタリングで再確認でき、メンタリングの学びで、コーチングの奥深さに気づけることに、ただただ感謝あるのみです。

 そして絶妙のタイミングで届いたメルマガ「人の心に灯をともす」に心から御礼を申し上げます。






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最終更新日  2013年01月26日 22時04分32秒
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