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2009年01月26日

病院にタクシーの中で死亡したと言う、
クラッシュ症候群の疑いがある女性の遺体が運ばれてきた。

事故などで身体が長時間圧迫された後に
急に開放されることで起こる症候。

圧迫されていた箇所に出来る帯状の痣が特徴だと言う。

アキは、遺体の痣を見て、母の事を思い出す。

１５年間ずっと解らなくて悩んでた事に光が差したみたい。

アキの母は１５年前、過労で死亡した。

タイムカードは、いつも帰る前に押していたのに
その日はタイムカードを押してからデスクに再び座り、
そのまま亡くなっていた。

前の日までは無かった足の痣。

アキは１５年間、母の死因について悩んでいた。

大己に言われ、今からでも母の死因を探ろうと、
アキは、大己と亮介を連れて故郷へ帰る。

遺族ならば見せて貰えるだろう、と言われて
警察で検死調書を見た。

写真を借りて帰り、教授に見せるが、
遺体がないので何とも判断できないと言われてしまう。

クラッシュシンドロームは、死因の中で唯一、
人の優しさが引き起こす死なんだ。

明るくて世話好きだったと言う、アキの母・雪子。

大己は、雪が工場で作っていたと言うパイプ椅子の
ラベルから、解決のヒントを得る。

今は工場を辞めたと言う、駄菓子屋の主人・八木。

１５年前の２月８日。
一番最後に雪さんと話したのは八木さんじゃありませんか？

あの日、雪さんは工場に残って八木さんと一緒に
残業していたんだと思います。

その日に出荷したパイプ椅子に貼られていた
検収ラベルには、八木の物だけではなく、
雪の筆跡の日付が残っていた。

貼って出荷しようとしていた八木を注意し、
一緒にラベルを貼り替えたのだ。

そして、八木が納品に行っている間に、
倒れてきたパイプに足を挟まれ、
クラッシュ症候群になるとは思わず、

もっと早く言って頂ければ良かったと思います。
１５年間、知りたくてずっと待ってましたから。

でも、八木さんのせいじゃありません。

母はおそらくクラッシュシンドロームと言う症状で
亡くなったんだと思います。
それが解っただけでも充分です。

検収ラベルに書かれた八木の数字を
雪は注意した。

社会人になってから書く字は自分のために書く字じゃなくて
人に読んで貰うために書く字なのよ。

あの日以来、「７」を書くたびに雪さんを思い出しちゃって。。。

勝村さんが出てきた途端に、

あ、知ってる犯人この人だよ。

と思った貴方は先週の 「キイナ」 を見た人である

クラッシュ症候群は阪神淡路大震災の時に
初めて注目された症状だそうである。

瓦礫の下敷きになった人を多くの善意の人が
一刻も早く救い出そうと努力した。
その結果、急に圧力から解放された被害者は
クラッシュ症候群になってしまった。

佐川教授が言った

「人の優しさが引き起こす死」

は、それを表している。

アキの母、雪子も同じ。

同僚の残業を手伝い、全く仕事とは関係がないが、
残業をしたためにパイプの下敷きになり、
送ってくれると言う同僚に気を使って断り、
先に帰らせて。。。

私だったら、八木をちょっとは恨んでしまうかも知れないな。

事件性のあるエピソードにしようと思えば出来るのに、
それをしない所がこのドラマの特徴。

ただ、真実を淡々と突き止め、その人の人生の最後を描く。

そういう所が安心出来るか物足りないかで
評価が分かれるかなぁ。。。

雪のお弁当のエピソードは心に染みた。

毎朝、仕事に行く前に、母は自分の分と娘の分、息子の分、

全く同じ弁当を３つ作る。

別々の場所にいても、今日も一緒のお弁当を食べるんだぞ。

仕事でいつも一緒にいてやれなくても、
子供の行事に行ってやれなくても、

お昼はいつも３人同じ物を食べる。

こういう気持ちで作る物なんだな。。。お弁当って。

涙と共に。。。。。

大変反省を促されるエピソードでした

キャスト

加地大己　　　…瑛太
石末亮介　　　…生田斗真
久保秋佳奈子　…石原さとみ
桐畑哲平　　　…遠藤雄弥
羽井彰　　　　…佐藤智仁

羽井鳳子　　　…濱田ﾏﾘ
大和田敏　　　…山崎樹範
石末貴之　　　…名高達男

蕪木誠　　　　…泉谷しげる
夏井川玲子　　…矢田亜希子
佐川文彦　　　…時任三郎

ただいま試験的にトラバを即時反映させています。いずれ承認制に戻すかもです。ご了承下さい

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