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2014年01月03日
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例年、正月2日は“初美術鑑賞”、3日は“初泳ぎ”だったのですが、今年は7年連続で“初美術鑑賞”に訪れていた「西宮市大谷記念美術館」が空調設備改修のために長期休館中で、開いていません。
それで、2日に開いていて、かつ、見たい展覧会をしている美術館か博物館をかなり調べたのですが、結局、見つかりませんでした。
しかたなく“初美術鑑賞”を3日にして、その代わり2日から開いていたスポーツ・クラブにきのう行き、今年は先に“初泳ぎ”を済ませました。
ただ、ちょっと頑張りすぎで、さすがにきょうはちょっと疲れが残っていました。(^-^;)
でも、予定通りにこなしていかないと、見たい展覧会が見切れなくなるので、当然、きょうは予定していた美術館に行きました、それも2つも。。。(笑)

まず、「京都国立近代美術館」に行きました。
でも、これが失敗でした。。。


京都国立近代美術館_2014_1_3


「皇室の名品-近代日本美術の粋-」という特別展を見に行ったのですが、正月明けの京都ということで、ものすごい人でした。
向かいの「京都市美術館」では「日展」をしているし、歩いて数分のところには「平安神宮」があるので、初詣のついでに見るにはぴったりの展覧会という感じで、チケット売り場には行列ができていました。

コイン・ロッカーも案の定いっぱいで、しばらく空くのを待っていました。
この美術館でロッカーの空きを待ったのは初めてだと思います。

会場には並ぶことなく入れましたが、展示作品の前はどこも人だかりができていました。



『綴錦“春郊鷹狩・秋庭鑑楓図”』は豪華な錦織の壁掛けで、現在の「川島織物」が手掛けたものでした。
京都の織物と言えば、「川島織物」と「龍村織物」を思い起こします。

『百鶴図花瓶』や『鳳凰高彫花盛器』は、銀に彫金という技法で作られていました。


絵画では、山本春挙の『晴天鶴』という3幅対の作品がありました。
中央が富士山で、向かって右の軸には松、左の軸には海の岩場が描かれていました。

「第2章.明治時代の美術工芸と博覧会」のコーナーは、明治になって「伝統的な日本画や工芸を制作する作家たちは、江戸以来の有力なパトロンを失うなど打撃をこうむ蒙り、その活動は賃貸してしまう。そこで、皇室は保守派の美術団体による展覧会で作品を積極的に買い上げたり、帝室技院制度を設けるなどして、彼らを擁護し、その制作活動を擁護した」と書いてありました。
皇室が作品を買い上げていなければ、残らなかった伝統文化があったということに驚きました。

下村寒山の『光明皇后』は大きな軸装でしたが、肖像画として描かれたものではなく、侍従を従えてひざまずき、手を合わせるほぼ横向きの構図でした。

橋本雅邦の『龍虎図』は横長の額装で、右上に龍、左に虎がいて、にらみ合っているのですが、虎がいるところは波打つ岩場だったのですが、虎って海辺にはいませんよね?
単に、構図や配置として適当だと考えたのでしょうか。

高村光雲の彫刻『矮鶏置物』という作品は、タイトルの通り、小ぶりの虎の姿をした置物でした。
実物より小さいので、リアルに彫るのは難しかっただろうと思います。

他には、並河靖之の『七宝舞楽図花活』や、青磁に「鳳雲紋」の浮彫の花瓶や香炉もありました。

「第3章.皇室と官展」では、「1907年に我が国初の官展である『文展』が広く認知され、『文展』を主な活躍の舞台とするようになっていった。皇室の買い上げも自ずと文展出品作が中心となっていく」ということで、当時買い上げられたと思われる作品が展示されていました。

川合玉堂の『雨後』、山口蓬春の『三熊野の那智の御山』の他に、上村松園の3幅の軸装の『雪月花』がありました。
「雪」と「月」は若い女性がそれぞれ雪と月を見ている姿で、「花」は幼い子どもが2人、散り始めた桜の花の枝を見上げているところでした。

「第4章.慶祝の美」は、「帝室技芸院や当時の代表的な美術家・工芸家たちによる近代日本の美術や工芸の作品」が展示されていました。

堂本印象の『霊峰飛鶴』は6曲1双の大作で、右隻には実物大と思われる鶴が、左隻の左端に雪を頂いた富士山があり、その手前には木々が生い茂る山が描かれていました。
通常見かける富士山の絵とは少し異なったものでした。

前田青邨の『唐獅子』も6曲1双の大作で、獅子の輪郭線は20cmほどもありました。

高村光雲の『松樹鷹置物』もありました。

「第5章.皇室と日本美術院」では、「大観と寒山によって日本美術院の再興が図られたが、大観が1913年に突然文展の審査員を外された。同院に所属する画家たちは同院に対抗する形で院展を開催することとなった」ということで、大観たちが献上してきた作品が展示されていました。

横山大観の6曲1双の大作、『朝陽霊峰』がありました。
富士山は左隻に描かれていて、右隻には他の山々と朝日が描かれていました。
富士山はまばゆいほどに金色に輝いていました。

「第6章.御肖像と大礼」では、「皇室に納められている美術品は、宮殿や皇室の周囲を飾るためのものに限らず、大礼の折に開かれる宴『大饗の儀』で、大正度・昭和度に実際に使用された」作品と肖像画が展示されていました。

天皇即位の際に開かれた「大饗の儀」で実際に使用された今尾景年の『錦軟障』がありました。

銀製のボンボニエールが25個並んでいました。
ボンボニエールは主に金平糖を入れるもののはずですが、それにしても小さく、一方で、非常に細かい細工が施してありました。

肖像画(油彩)では、高橋由一の『明治天皇御肖像』や、和田三造の『昭和天皇御肖像』、『香淳皇后御肖像』などがありました。
どれも大変写実的でしたが、タッチは思ったより粗く、テレビ越しに見る‘写真のような’感じはありませんでした。

大変な人出で、端折って見たのですが、それでも1時間ちょっとかかりました。
すべての作品を、また、気になる作品を落ち着いて見ることはできませんでした。
でも、さすがに皇室だけあって、‘すごい’作品を所蔵しているということがわかりました。

落ち着いて作品を鑑賞するには、人気の展覧会は日にちや曜日を考えて行かなければいけないと思いました。

続いて、向かいの「京都市美術館」に行きました。





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最終更新日  2014年01月14日 23時43分20秒
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