おもしろき こともなき世を おもしろく 

おもしろき こともなき世を おもしろく 

PR

Profile

kenkenppa

kenkenppa

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Calendar

Freepage List

北海道非凡塾


2005 堀井学氏 2/25


カカトコリ氏 ’05.4.23


非凡会・武沢信行氏 5.20


中松幹事 ’05.06.18


安田雅人氏 ’05.07.09


大・交・流・会! 08.11


堀井学氏Part2 09.29


望月俊孝氏(読書) 10.15


石川副塾長 ’05.11.16


非凡会・武沢信行氏12.02


2006 高萩徳宗氏 1/31


大・交・流・会!2/21


市川善彦氏 3/16


二神敏郎氏 4/13


佐藤等氏 5/19


西谷常春氏 6/23


マツダミヒロ氏 7/27


大・交・流・会! 8/25


幹事例会 9/?


小山田剛氏 10/19


中松知真幹事 11/17


非凡会・武沢信行氏 12/1


2007 新年会! 1/12


内藤氏&民部田氏 2/14


飯田史彦氏(読書) 3/21


遠藤美紀氏 4/20


竹田陽一氏 5/28


吉田麻子氏 6/25


非凡会・武沢信行氏 7/13


田中省三氏 8/24


交流会 9/28


武藤英生氏 10/26


遠藤友彦氏 11/26


望年会 12/20


2008 西谷常春氏 1/23


植松努氏 2/15


川根順史氏 3/21


北海道非凡塾 塾長の独り言


北海道非凡塾の今後


北海道非凡塾の塾長


セカンドシーズン出足好調


夢への挑戦


第二期 無事スタート


総会&カカトコリさん


例会


塾生の方々の頑張り


五十音順 索引


五十音順


あ行 あ






か行 か






さ行 さ






た行 た






な行 な






は行 は






ま行 ま






や行 や




ら行  ら






わ行 わ


作者不詳


書物・その他


映画


Favorite Blog

横柄な性格の人は。 New! よびりん♪   さん

ドラクエⅢのリメーク… LD菊池さん

ウキウキマーケティ… ウキウキホリウチマン−お客づくり大学さん
OVER COME 俺様no1さん
こころりんく こころのりんくさん

Comments

山本有四@ Re:心に太陽を持て(09/01) 「国民小国文庫」? 「日本少国民文庫」と…
ココナッツミルク@ Re:つらいことが多いのは 感謝をしないからだ(09/02) おばぁちゃんが私の成人式の時に、この言…
しいえもん@ Re:丸くとも 一角あれや 人心 あまりに丸きは 転びやすきに(08/23) 円くとも 一角あれよ 人心 あまり円きは…
2011.01.15
XML

立志尚特異
俗流與議難
不思身後業
且偸目前安
百年一瞬耳
君子勿素餐



志を立てるためには人と異なることを恐れてはならない
世俗の意見に惑わされてもいけない
死んだ後の業苦を思い煩うな
目先の安楽は一時しのぎと知れ
百年の時は一瞬にすぎない
君たちはどうかいたずらに時を過ごすことなかれ



吉田松陰



吉田松陰(1830年 - 1859年)
江戸時代末期の思想家。 長州藩士、教育者、兵学者。
明治維新の事実上の精神的指導者・理論者。
私塾松下村塾を主宰し、幕末維新の指導者となる人材を多く育てる。
門人は「村塾の双璧」と称された高杉晋作・久坂玄瑞(「識の高杉、才の久坂」)を始め、
まさに綺羅星のごとく錚々たる顔ぶれだった。
(高杉・久坂に吉田稔麿・入江九一を加え「松門の四天王」と呼ぶ。)



言わずと知れた明治維新の立役者。
これから激動の時代が始まるという矢先に、29歳の若さでこの世を去ったのだから、
自身の至誠を貫き通したとはいえ、無念だっただろう・・・。



二句ずつが対になっているようだ。
先ず
人と異なることを恐れてはならない
世俗の意見惑わされてもいけない


と、志を立てるときに障害となり注意すべきものをあげている。

私はいかに目立つかを考え、出来るだけ他人と同じでは嫌だった記憶があるが、
今の子供達を見ていると他者と同一で居たがる傾向が強いように思う。
少しでもみんなと違う、浮いているといじめの標的になるというリスクを感じての事
かも知れない。

他者と自分との違いを理解し、相手を認める事が必要なのに、
違いを見つけては攻撃し、攻撃されないように同一の振りをするなんて馬鹿げてる。

・・・と、また微妙に脱線しかけてるので修正。


目的を達成しようとしたら、他の人と違う事をしなければいけないときもある。
そんな事やってと馬鹿にされる事もあるかもしれない。

そのような言葉に惑わされるようでは志は達成できない。
惑わされるようならはじめから本当に覚悟があったとはいえない。



死んだ後の業苦を思い煩うな
目先の安楽は一時しのぎと知れ


志を立ててる人が地獄の業苦を心配する事はないだろうが、この極端な対比も面白い。
あまりに先の心配をしても仕方ないし、目先ばかりでもダメだ。ということかな。



百年の時は一瞬にすぎない
いたずらに時を過ごすことなかれ



最後の二句で時間の大切さを説いている。



いい言葉だ。
成人式とちょっとずれてしまったが、新成人に贈りたい言葉。


まだまだおじさんだって負けてらんないから、
私もこの言葉を噛締めていくけどね・・・笑



安政六年、萩野山獄に幽閉されていた松陰は「安政の大獄」により江戸に召喚された。
その際、門人一同に決別の辞を示している。

至誠而不動者未之有也(吉田松陰).jpg

至誠にして動かされざる者未だこれあらざる也。
吾学問二十年、齢亦而立、然れどもいまだこの一語を解する能はず。
今茲に関佐の行、願わくば身を以てこれをためさんと。
すなはち死生の大事のごときは暫くこれを置かんと



超意訳
(孟子にある)「至誠而不動者未之有也」という言葉について、二十年の学問を積み、
年齢を重ねて生きてきたが、未だこの言葉を真に理解できたとは言えない。
今、江戸召喚に際し、自分の身をもってこの言葉を試そうと思う。
(取調べの場において、命を懸けて自分の至誠を貫き、その真心で幕府を動かすつもりだ。)
生死という普通は大事な事といわれるものであっても暫くはこれを度外視していく。


吉田松陰は純粋な人だったのだろう。



これは孟子の離婁章句上(十二)にある「至誠而不動者、未之有也」 

超意訳
嘘偽りのない誠実なまごころを以って向かうなら、
心動かされない者はいまだかっていない。どんな者でも必ず心を動かすことが出来る。


署名の二十一回猛士の「二十一回」は、
幼時の名字の「杉」の字を「十」「八」「三」に分解し、
合計した数字が「二十一」となること、
および、「吉田」の「吉」を「十一口」、「田」を「十口」に分解でき、
これらを組み合わせると「二十一回」となることによりつけられている。



辞世の句

身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし大和魂
『留魂録』(獄中にて門弟達に向けた遺書)

親思う 心にまさる親心 けふのおとずれ何ときくらん
『永訣書』(家族宛の遺書)



至誠に殉じた松陰。
私も見習って至誠を持って生きて行きたいと思っている。

ただ自分の中だけに基準を求めるしかない至誠は、ある意味危ないということも認識すべき。
自分よがりの誠を突き詰めてもそれは手に負えないものとなる危険性がある。


この辺を、同じように考えている所を見つけたのでそちらもご紹介。
松陰の言葉の基となっている孟子の解説ページ。
「孟子を読む」

一部抜粋引用
「(前略)
 自分の心の「至誠」さが正しいのかどうかが自分自身では検証できない。
 「至誠」さだけが基準として暴走すれば、
 「自分の心は表から見ても裏から見ても正しい(と自分で確信している)から、
 間違っている世の中の権力者に天誅を下すのは完全に正しい」という倫理に行き着くに
 決まっている。
 あるいは「自分の愛は純粋で正しい(と自分で思っている)から、
 片思いの人を誘拐して監禁するのは完全に正しい」という倫理が正当化されてしまうはずだ。
 事実テロリストやストーカーの倫理観はこのようなものだ。
 (後略)」


う~ん。確かに。
気をつけよう!自分自身を客観的に見る視点も必要だ。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.01.15 19:15:29
コメント(0) | コメントを書く
[ミッション・ステートメント] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: