「直感」と「直観」
昨日のNHKテレビで将棋の羽生さんがゲストで、爆笑問題と直感の話をしてました。
そういえば二、三年前に誰かの「直感話」を
ワードに残しておいたのを思い出し、
探したら次のような文書が見つかりました。
面白いのでブログします。作者不詳ですが無断借用で失礼いたします。
脳には、視覚・聴覚・動きを統合している角回(かくかい)という場所があるそうです。
ひらめき、すなわち「直感」を促進させるには、
この角回(かくかい)で視覚情報や聴覚情報、
意味情報を一気に組み替える作業が必要になるのだそうです。
単一の知覚だけではAHA(あは!)は生じにくいのだそうです。
例えば、「大きな木を運ぶ」「針が沈む」
など言葉の情報だけで答えを探すのではなく、
それぞれの様子を画像で思い浮かべてみる。
視覚だけで見ていたらそれを動画にして動きを入れてみる。
そんなステップをあえて踏んでみることは、
AHA(あは!)体験の促進につながるし、
そういうステップを仕事などに使ってみることも出来るのだそうです。
試行錯誤しながら環境に適応する
行動方法の学習システムを「強化学習」と言い、強化学習には「報酬」が必要で、
パッとひらめくあの感じはまさに「脳の報酬」。
あの感覚を覚えておくだけで学習が進みやすく、
こんなAHA(あは!)体験をほかの
シチュエーションにも応用できるかどうか・・・。
そんな発想ができれば脳の働き方が良くなって直感が冴えやすくなるかも???
ただし、今言ったように経験を利用していく「直感」とは、
辞書が定義する「直感」というより、
むしろ「直観」に近いものだそうです。
将棋棋士の羽生善治さんはよく
「次の一手が光る」という言い方をします。
こう聞くとすぐに「ひらめき」を連想し、
「直感が優れているのだろう」と想像できますね。
将棋の「手」そのもののひらめきなら直感なのでしょう。
しかし羽生さんにだけ見える「光る一手」は、
彼の「直観」によるものではないかと思いませんか?
どこで光るのかといえば、もちろん脳の中で、でしょう。
[「直感」と「直観」を辞書的な定義で比べると]、
【直感】推測や考察によらず感覚で物事を捉えること。【直観】推理を用いず直接対象を捉えること。
二つの違いは「感」と「観」の違いによるものです。
辞書の意味なら直感はサルにでもあるし、
全く経験のない人でも
「いい感じ・悪い感じ」のフラグは立ちますね。
しかし、一瞬でパッとひらめいたような気がする直感にも、
実際には過去の何らかの経験から来る「いい感じ・悪い感じ」のレッテルが無意識に貼られており、
「良かった・悪かった」という判断や検証、反省なども入ってきますね。
その作業を重ねると良し悪しに対してある種の昇華?が起こり、直感は直観へとつながっていくのだそうです。
つまり、「直感」が「直観」へと昇華すると物事の判断精度が高まるのだそうです。
ひげおやじ
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