そして今日も日は過ぎる

2009/03/18
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 かなりの数の本を読んでいるはずが、最近ちっともブログの方には書いておりませんでした。そういうわけで、思いつく限りで記しておこうかと思います。

ニューロマンサー
 ウィリアム・ギブソンの代表作。サイバーパンクの代名詞ですね。
 以前読んだことがあったのですが、再読。
 独特の雰囲気がとても良い感じの作品です。
 個人的にはフラットラインやウィンターミュートといった登場人物(?)が気に入っております^^

凍りのくじら
 ドラえもん&藤子・F・不二雄先生への愛に溢れた、辻村美月氏の作品です。
 いやあ、これは面白かった^^
 物語自体も面白いですが、ドラえもん好きならますます面白い。
 どことなく違和感を感じる主人公の思考が、終盤になって胸にすとんと落ちる感覚や、終盤のまさにF魂とも言うべき展開がとても好きです。

 ところで、どうでもいいんだけど、多恵という登場人物が大山のぶ代さんと重なってしまい、彼女が話すせりふのいちいちが「あの声」で脳内再生されていたのが、個人的には楽しい経験でした。私だけかも知れませんけどね^^;

世界の涯の物語
 ロード・ダンセイニのファンタジー短編集。
 一つ一つの物語が短い上、それぞれの話の展開が、オチがなかったり、奇妙なオチだったりと当初はとまどいましたが、それが幻想的な味になっていて面白かったです。
 他の作品も読んでみたいところですね^^

発狂した宇宙
 フレデリック・ブラウンのパラレルワールド物SFです。
 かなり古い話なのですが、その妙なレトロ感すら味として読める傑作。
 実に楽しい物語でした^^

ネクロポリス
 恩田陸氏の長編幻想小説です。
 いやあ、とにかく面白くて、上巻・下巻とむさぼるように読みました。
 独特の世界観が心地良い一方で、ミステリー要素が良いスパイスになっており、怒濤のクライマックスまで手が止まりませんでした。
 ですが、それだけに本当に最後の最後がかなりあっけなく感じてしまったのが残念なところ。もう少しじっくりオチに向けて書かれていればなお一層好きだったかも知れません^^;





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Last updated  2009/03/18 09:57:20 PM
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剣竜 @ パク・チャヌク監督作品 ocobaさんへ その2つの映画,評価高いよ…
ocoba@ Re:殺人の追憶(03/04) 韓国映画では、パク・チャヌク監督の「オ…
剣竜 @ Re[3]:投票義務制の問題点(11/10) サムスさんへ いえいえあまりお役に立てず…
サムス@ Re[2]:投票義務制の問題点(11/10) 剣竜さんへ ありがとうございます!
剣竜 @ Re:投票義務制の問題点(11/10) ありがとうございます。 随分昔に書いたの…

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