そして今日も日は過ぎる

2009/04/05
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 騙される面白さということで、昨日は小説をあげましたが、今日はゲーム。
 「流行り神2」などADVをクリアするたびに、ほかに面白いADVはないもんか、と思ってネットで情報を検索するたび、各所でオススメとして挙げられていたゲームに「EVER17」がありました。軒並みの高評価(ココ編というのが凄いらしい)だったため、非常に気になったのですが、PS2版はどこにいっても置いてない。アマゾンでも新品は売っていないという状況でした。
 まあ、別にいいか、と思っていたのですが、PSP版が出たということを3月中旬に雑誌の広告で知り、それなら買ってみるかなと探してみました。
 ところがどこに行っても売ってない。別件で秋葉原に行った時にはいろんな店を回ってみたものの、どこにも置いていない。アマゾンでも品切れという状況。そこそこ人気があるのに最初の販売数を制限したせいだと思います。
 別にどうしても欲しいというほどではなかったのですが、こうなってくると意地になってきます。結局、自宅近所の店で取り寄せをお願いしました。一週間くらいしてようやく入手できました。

 海洋テーマパークに閉じ込められた7人の男女が、脱出を図る物語、パッケージにはそう書いてあって、ジャンルは恋愛アドベンチャーとなっていますが、この作品の「恋愛」は刺身のツマ位の印象で、実際はこれSFものですよね。
 最初は2人の主人公で、それぞれ2つのルートの合計4ルートを(グッドエンド)クリアしなければなりませんが、これがちょこっとたるい。この手のゲームのさがとして、どうしても同じ文章を何度も読むことになるので、これは仕方ないかもしれません。ただし、スキップ機能などシステム周りはよくできているので、ストレスを感じるほどではありません。
 途中途中で、量子論とかクローンの話とか多次元理論とか出てくるのですが、このあたりは結構面白いのに、キャラ同士の掛け合いは緊張状況の割にゆるくて、中だるみしてしまうのが難点かなあ、と思って進めてみました。
 何も考えないで進めるとグッドエンドには到達できないようでしたので、とりあえず適当にバッドエンド3種を見た後はきちんと考えて、スキップしつつ4つのグッドエンドを見ました。


 これまでの4つのルートでは様々な謎が提示され、しかもクリアするたびに謎が増えていくといった様子だったのですが、はたして、どうやって解決していくのか。ことの真相はどんなもんなのか。
 だらだら進めていたところ、不意に訪れた某シーン。
 「やられた!」
 思わず、言葉を発してしまいました^^;
 こりゃ、凄い、完全に盲点、というか心理的陥穽にぼっこり落ち込んでいました。
 こうなってくると、もう先が気になって仕方ありませんでした。
 そのまま一気に全部読み切り。もう、片っぱしから謎がとかれていくカタルシスといったらありません!
 なるほど、こりゃ評価も高いわなあ。しかも、これ、ゲーム以外の媒体でこの面白さを再現するのは、ものすごく難しいでしょうね。

 というわけで、「騙される面白さ」を味わいたい方にはお勧めの逸品です^^





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Last updated  2009/04/05 10:34:31 AM
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剣竜 @ パク・チャヌク監督作品 ocobaさんへ その2つの映画,評価高いよ…
ocoba@ Re:殺人の追憶(03/04) 韓国映画では、パク・チャヌク監督の「オ…
剣竜 @ Re[3]:投票義務制の問題点(11/10) サムスさんへ いえいえあまりお役に立てず…
サムス@ Re[2]:投票義務制の問題点(11/10) 剣竜さんへ ありがとうございます!
剣竜 @ Re:投票義務制の問題点(11/10) ありがとうございます。 随分昔に書いたの…

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