2015.01.10
XML
カテゴリ: 読書



 最近、読書づいています。

パートに出ている間は、仕事関連の本しか読んでいなくて、

たまりにたまっていた欲求がわき出してきました。

付き合わされる図書館の人々はたまったものではないでしょうが、ぽっ

 今回は、前に書いた連城三紀彦 人生最高の10冊のうち、

入手しやすかった一冊。



最近、悲しむべきことに

川端康成の作品は

『雪国』、『伊豆の踊子』、『名人』以外置いていない実店舗が多いのです。



と思っていたら、、

私が知らなかっただけで国の内外で何度も映像化されているんですね。星

これを映像化っていう映像作家の根性はすごいけれど、

フランスで映画化というのは納得!!!好きそう。

 美しい日本画家 音子、その弟子のけい子、

音子 17歳の時の不倫相手 作家である大木、その妻文子、その息子 太一郎の

何とも言えない多角形の関係。復讐。

 文章は、代表的な作品より軟らかく読みやすいですが、

随所に川端作品の片鱗を見ることができます。

『みずうみ』、『古都』、『愛する人達』、『舞姫』、、、、など。

が、今回、読みながら浮かんできたのは

星

若く美しい女性が、他人様の家庭に入り込み、(子どもが一男一女という家族構成も一緒)

父親とも息子とも関係を持ち、

家庭を崩壊させるという基本的なストーリー。

これを、より複雑に、三重構造にしたのが『飾り火』と

言えなくもないかな???



確かに連城三紀彦が好きそうです。大笑い

川端康成は、男性の身勝手さ、醜さ、怖さを描かせると超一流の作家だと思うのですが、

連城三紀彦が選んだものは、やっぱり、女性の方が怖いものなのね。

なるほどなあ。。。。

連城三紀彦のどんでん返しもの、

大抵、女性の方が奥が深く出来ているんです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.01.09 12:07:50
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: