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=少子化対策はホームドラマから=

 我が家にテレビが入ったのは私が小学4年生くらいのころだったと思う。そ
のころに見て、いまでも鮮明に憶えている番組は「パパは何でも知っている」
であり「うちのママは世界一」「パパ大好き」などのアメリカ製ホームドラマ
だった。日本版ホームドラマは「ちょっときてママ」「七人の孫」「ただいま
11人」などがあった。あのころのテレビは他にもいろいろなドラマがあった
が、ホームドラマが主流だったように思う。

 どのホームドラマにもやさしい父親ときれいな母親がおり、元気な子供たち
がいた。テレビの中の家庭がいつしか私たちのモデルになり、理想になってい

ていてもドラマを見れば心が温かくなり、気持ちがやわらいだのである。

 (私が将来家庭を持つとしたらこんな家庭がいいな)と子供ながらに思った。
このとき私は「大人になったら結婚をし、家庭を持つ」ことにまったく疑いを
持たなかった。私はいつか結婚するだろう、結婚したら子供を持つだろうと思
い続けてきた。やがて結婚しこどもを持った。

 子供のときの「自分が将来築きたい家庭」というイメージの要素は、子供の
ころに親の許で暮らした経験がもっとも大きいだろう。それに次いで、子供の
ころに見たホームドラマがとても大きく影響していると思う。
 あのころテレビでホームドラマ漬けになった者は、それぞれに将来自分が築
く家庭を一度ならず想い描いたと思う。その家庭は夫婦2人きりでなく、かな
らず子供たちのいる家庭だったはずだ。


府も学者もいろいろな対策を練っているが、彼らはそれらの対策が有効だと思
っているのだろうか。いくら対策を立て、出産を奨励したところで本人たちが
その気にならなければ、まったく無駄なのである。仮に出産手当金を倍にし、
育児手当をたっぷり支給したとしても最後は当人たちの気持ち次第だ。いくら
保育園を充実させようと、独身者が結婚を疎んじ、若いカップルは2人きりの


 少子化対策は、まず若者の内側から改革することをお奨めしたい。若者たち
に家族の良さ、育児の楽しさを分かってもらうことから始めたい。それには楽
しい家庭生活を具体的に描いて若者の前に示すことである。「楽しい家庭、育
児の喜び」をイメージしてもらうことである。楽しいホームドラマを放映して
若者を啓蒙するキャンペーンを行うのである。

 どうせやるなら大々的にやろうではないか。まず内閣が首相をトップに置き、
官房長官が事務局長になって懸賞金を設け、ホームドラマを公募する。「日本
ホームドラマ大賞」として賞金を1億円以上にすれば、世界中から質の良い脚
本が応募してくるだろう。テーマから考えて国連事務総長の後援も取りたい。
当選作は世界中の話題になり、ドラマは地球的規模で作製される。世界同時放
映も視野にはいってくるだろう。(つづく)





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最終更新日  2004年09月20日 02時39分31秒
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