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言問い通りと谷中墓地からの通りが交差する
上野桜木交差点にある「カヤバ珈琲店」が
この夏に店内を改築され、9月に再開された。
この店は、向かいにある「下町民俗資料館」とセットで
黙っていても人の目を引く絶好の場所にある。
「谷根千散策のオアシス」というコンセプトだ。
再開されてから、毎日自転車で前を通り過ぎるたびに
一度のぞいて見たいと思っていた。
そして今日ようやく
事務所へ向かう途中で立寄ることができた。
この店には20年近く前に一度だけ入ったことがある。
そのときは戦前に建てられたらしい
木造2階立ての店がまえに、
いまではやや小さめで厚手のコーヒーカップに
昔の味の珈琲が出てきた。
店構えと同じに、昔から変らないスタイルでやっているんだ
という印象が残っている。
私が入ったあとすぐに、店はしまったままになり
そのまま閉じられたままで今日まで来た。
この店には2つのカンバンがかかっている。
一つは窓にはめてあり、もう一つは吊りカンバンである。
黄色の下地に
「カヤバ珈琲店 Coffee あんみつ」と、赤と青で書かれてある。
黒ずんだ木造の家屋に対して目立つのである。
私は数年前に自転車通勤を始めた。
それ以来、毎日店の前を通るたびに
(また開かないかな、このままではもったいない)と思った。
それが思いかなって開店したというわけだ。
以前の店は道路側を閉めきっていたが
改装で道路側が素通しガラスの窓になり、
解放感がひろがった。この空間が新しい店の売りである。
改装後は通りがかりに中の様子が見えるものだから
一度入りたいなという気にさせられていた。
中に入っても、昔に一度入ったきりだから
店内の記憶kはほとんどなく、比較はできない。
窓際に沿って以前よりテーブルが増えたかな、という印象だ。
コーヒーを頼んだ。
出てきたのは、昔の形を再現したコーヒーカップだった。
カップの形はそのまま残した新しい器である。
コーヒーは、やや薄く酸味が効いた私好みの味だった。
コーヒーカップは引き継いだがこのカップはいまどき小さい。
これが1杯400円で、おかわりは200円だ。
おかわりしたくらいがいまどきの大きめカップの量になる。
合計600円だからこれでちょうど相場の値段ということ。
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