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今の環境じゃ着物人口増えんじゃろう、つー話を昨日書いたが成人式の前に、つーより後に着る機会を作る可能性として、袖を切る前提の振袖を作ったらどうかと思う。私としては色無地振袖が1番だと思うけれど、ぼかしや江戸小紋、小紋訪問着、つけ下げ柄でもその人の環境と好みに合わせて作れるんじゃないかと。派手に盛るのは小物だけでもできるんじゃないのっていう。小物だけレンタルでもいいんだろうし。まー今の振袖ファッションが嫌いという個人的理由もあるけど。価格はレンタルと同じくらいの金額に押さえる。もしくは今の振袖購入金額よりは安く。長襦袢の袖はハナから短いのを袖口で留めて着用。…格好悪ければ後から切る。私はシルドールかシルックを推奨するが素材を選べるようにし、それぞれメリットデメリット、価格の妥当性やメンテナンスについて確実に説明すること。袋帯も訪問着や色無地に合わせてもおかしくないものにすること。色は結婚式、入学式、卒業式等に着て行けるものにすること。もしくはその説明ができて選択肢を与えること。今の振袖業界ってその後着物を着るような、着物のユーザーになるような、って観点が皆無だよなぁと思う。今回の問題で特に思ったけど。何だろう、バブル時代から考えが変わらんねぇ。少子化で少ないパイをただでさえ奪い合いなのに、先に対する展望もないっていう。…もしかして今のハタチの親世代がバブル世代なのか?…これからどうすんだ、氷河期世代だぞ。否応なく自己責任の合理化世代だぞ。今までと商売が変わるぞ…。…………………大事なのは選択肢を作ること。若い人はモノを知らないかもしれないけど馬鹿じゃない。ナメるな。そういう姿勢はわかるんだぞ。受け入れられなくても誠意を尽くすべきだ。そしてそれはワガママを許すことじゃない。社会人としての義務を果たすことだと思う。
2018.01.25
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家族に着物を着る人がいなくて、七五三では訳わからないまま着飾らされて、その後成人式まで着る機会がないとするともしかしてもしかしなくても着物界はかなり厳しいなと今更考えてしまった。それで初めての着物体験が袖が長くて動きが制限される上にグルグル巻きで苦しい思いして冬の寒さや雪の冷たさにやられ、生涯一度きりのコスプレ…ゲホグホ若さの思い出として写真の中に閉じ込める。今年は振袖詐欺にひっかかって初めての着物体験が悲惨なものになってしまう可哀相な人々も発生してもうた。何十万もかかる高額な商品というイメージもここで定着するのであろう。。。若い人はお金もないし、時代はチープ…ゲホグホグベ、コスパ重視だし、そのまま適齢期で結婚してすぐに子供できたらそのまま20年弱普段で着物着るような環境にはならないぞね。いまどき結婚で着物類一式という時代でもなくなったし、私の若い頃はまだ服飾に投資するのはアリだったけれども、今はそんな時代じゃないもんだ。適齢期で結婚せずに、若さで勝負できなくなったら、私の場合その時初めて着物が選択肢としてあがってきたけれども、大体ナチュラル系か山ガール的な方に流れるんじゃないのかい…。どこでユーザーを取っ捕まえるんだ?着物を着る人を増やしたい。でもそもそも着物に触れる機会自体がないんだもんよ。いやでも習う必要がある着るものって時点で、文化として生きてても風俗としては死んでるぞね…。保護しなけりゃいかん言うてる時点で絶滅危惧種だぞね…。多少の延命効果があったのがN本和装をはじめとする無料着付教室ってのもイロイロとね…。ううむ…。おいらは性格的にネガティブなことを通り一遍考えてそこから現実味があるポジティブなことを考える人なんだが、少子高齢化と同じくらい解決法が見つからん。少子高齢化は少子高齢化でも生きていける世の中にするのが唯一の解決法かもしれんけど、その方法が非現実的なので実質解決法がない状態だし、そもそも解決できてない。まーとにかく成人式以外で着物着る何かがないといかんわいね。旅先のレンタル着物もせめてシルックくらいならいいんだが。これまた若い人には綿着物や紬の地味な良さってのが中々つたわらんだろうし、厳しい戦いですもんよのう…。………こうね、着物界の人々の価値観と洋装の人々との価値観にすごくズレがあるなぁという気はいつもする。イケてると思う対象が違う。美意識の対象が違う。着物界の人々が熱く語る着物の良さが着物を着ない初心者にはわからない。世界が違いすぎて。近づく努力をしなくちゃならないのはとりあえず客の方ではないだろうから、やっぱり厳しい戦いになりますね。しかも技術継承が絶えそうという時間との戦いでもあるという。ううむ、厳しい。
2018.01.24
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