氣のワーク研究所

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2020.07.16
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津和野殺人事件 長編推理小説 (光文社文庫) [ 内田康夫 ]
価格:770円

浅見光彦の母・雪江が、東京・巣鴨にほど近い染井霊園で、殺人事件に遭遇した。被害者は津和野の旧家の長老・朱鷺勝蔵。警察から嫌疑を掛けられた雪江は、光彦に真相究明を依頼、光彦は津和野へと向かう。だが、第二、第三、そして第四の殺人が!?キリスト教徒殉教の地で、愛と絆に翻弄された男女の悲哀に浅見光彦が迫る!津和野の旧家、朱鷺家をめぐる愛と親子の絆。「銀のロザリオ」に託された秘密とは―。




最近は、ずっと浅見光彦シリーズ読んでます。

以下のカスタマーレビューにもあるように、内田康夫作品の中で当たり外れ色々ですが、
この作品は、なかなか感動的でした。





なんと、今回の被害者を発見したのは光彦の母。
母に命じられるまま、山陰の津和野と東京を舞台に光彦が奮闘します。
旅情セレクションというだけあって、津和野の風土描写を細かく行っており、
そういう部分の楽しみもありました。
まずまずです。



おなじみ浅見光彦シリーズ、初期の作品です。
地名+殺人事件というタイトルではいちばん最初のものになります。
巣鴨で母・雪江が発見した死体は津和野の素封家のものだったところから物語りは始まります。
警察とは全く違った視点で事件を見つめる光彦の推理は、いつもながらに見事です。
最後の決着のつけ方は賛否の分かれるところでしょうが、私なんかは光彦が警察の人間じゃないからこそできる解決の仕方ではないかと、密かに絶賛していたりします。
この作品を読むと、津和野に行ってみたくなります。



最近の内田作品は「社会悪」を対象にしたものが多い中、(社会悪ものは個人的にあまりおもしろいとは思わない)この「津和野殺人事件」は本当におもしろかった。ミステリーで感動することはちょっと不思議であるが、あまりにも感動したので、ついつい津和野まで足を伸ばしてしまった作品。文章も津和野の町の情景を鮮明に描いており、なかなかの力作。この作品を読んだのはもう4,5年前になるが、未だに思い出すと胸がキュッとなる。内田作品の中で最も好きなものの1つである。










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最終更新日  2020.07.16 07:56:12


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