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2004年03月28日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
3.28

ぼくが講談社の『少女フレンド』で
マンガを書いていた時、
編集者の紹介で、『ヤングレディー』
(廃刊になった、講談社の女性週刊誌)に書いている、
フリーのライターと知り合いました。
川村さんという、40代の物腰の柔らかな男性でした。


シャイで、とても、人間性豊かな方でした。
とても品の良い方でした。

H系の記事なども書いていました。

何度か担当編集者と一緒に、
居酒屋などに行きました。

ある日、担当編集者は、
僕と二人だけの時に、独り言のようにこういった。
「世の中おかしいよ、あんなに才能のある、
川村さんが、貧乏してるなんて。
川村さんは、いつか、直木賞を取る人だよ。
いや、本質的には、芥川賞を取る人だ。
彼は、今は恵まれていないけど、
必ず、頭角を表すよ」


自分を、川村さんに重ねていたのかも
しれないと感じました。



それから、5年後。
川村さんは作家としてデビューしました。

担当編集者は僕にこう言った。

やっぱりアイツは小説家になったよ。
きっと直木賞を取るよ。
アイツさあ、ペンネーム清水寅雄ってつけたんだぜ。
フーテンの寅さんが好きなんだってさあ。
そりゃいい加減すぎるから、
少し考えろって言ったんだよ。
そしたら、じゃ、寅の少し後の辰にするだってさ。
うれるのかねえ、そんなペンネームで」

そこで川村さんは、ペンネームを
志水辰夫とあらためました。

処女作はハードボイルドな冒険小説でした。
それは、注目され、すぐに、
日本冒険大賞を受賞しました。

何作か書いた後、ある年。
直木賞の候補になっていました。

志水さん、いつか
直木賞をとってくださいね。





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最終更新日  2004年03月29日 21時37分46秒
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