ウメイロモドキのユメ・ギター・あれこれ by Umeiromodoki

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2020年03月31日
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カテゴリ: Unidentfied
​​​ 広島県立大学の、 学部と学科 である。
 驚いたことに、4学部と助産学専攻科があって、その3学部には、人文科学部健康学科、生命環境部、保健福祉部となっているではないか!
 これら3学部では感染症についての講義をしていなかったのだろうか?
 トップページには「卒業証書等の授与は学科別に行う」と3月16日付けで出ている。さらに、在学生の方へをクリックし、キャンパスカレンダーの中には、「新型コロナウイルス感染症が国内で拡大している状況を受け,次のとおり令和元年度卒業式・専攻科修了式・大学院学位記授与式の全体式典及び令和2年度入学式を中止することといたしました。」加えて「濃厚接触による感染リスクを回避し,皆様の健康と安全の確保を考慮した結果,この度の結論にいたりました。」
「保護者の皆様のご来場はご遠慮いただきますよう」「※発熱または咳などの呼吸器症状がある卒業生・修了生の方は出席をご遠慮ください。」と注意喚起を行っている。
昨日も引用した読売新聞 の記事に書かれていた「大学側は1月以降、全学生に海外旅行を自粛するよう求めていた」という部分を裏付ける文書は見つけることができなかった。
 しかし、広島県庁で記者会見した中村健一学長は 「海外の渡航に関しては自粛することを再三再四求めてきた」
 教育理念の最後に、「県が設立した大学として、地域に貢献する「知」の創造・応用・蓄積を図り、「地域に根ざした、 県民から信頼される大学」を目指し て、教育・研究・ 地域貢献活動を積極的に推進​ し、 その存在価値を示します 。」と掲げられているが、この学生は、この理念を踏みにじったのだ。
 広島県立大学の在学生、卒業生の方々が、今回の卒業生の軽率な人間で、肩身の狭い思いをしているだろう。むしろ、被爆地である広島県の方々には志の高い方々の方が多いと思う。だからこそ、残念であり、この20代女性の行動が許せない。
 私は、学生時代、友人の研究の手伝いで3週間程度ですが、広島に居たことがる。その際、周囲の広島市民の方々には親切して頂いた。広島には、良いイメージを持っている。
 広島という過去に例えようもないほどの大きな傷を負った都市と県。その広島県の税金で管理運営されている大学。そこに他県の女性が入学し、そこで学んだことを活かすどころか、その理念に踏みにじる極めて愚かな行動をとった。

 ​​​今回の出来事で、 個人特定やSNSで批判することに意味があるのか という記事を、ITジャーナリストの高橋暁子さんが提議している。その中で、「感染者はただ感染症に感染しただけであり、罪人ではない。悪いのは新型コロナウイルスなのだ。」と述べている。
 新型コロナウイルスは、世界中に広がりを見せ、死亡者が3万人を超え、治療薬もない、私たちが経験したことない未知の病気なのだ。ただの、インフルエンザウイルスとは違う。「悪いのは新型コロナウイルスなのだ。」などと、よくぞ書けたものだと思う。
 「覚せい剤の服用反応が出た者はただ覚醒剤を使用しただけであり、罪人ではない。悪いのは覚せい剤なのだ。」と言う人はいないだろう。

 大学生がキャンセル料を取られなかった代わりに、大学関係者や広島県庁、広島市の職員達は本来なら不要な労働をどれだけ背負わされたのか!
 また、感染拡大をもたらす可能性のある卒業生の個人的不利益と、この卒業生が海外から新たにウィルスを持ち込んだことによる国民全体への不利益とどちらが大切なのか?プライバシー保護は大切だ。しかし最近、安倍首相が良い例だが、彼自らが、率先してプライバシーと言ってお茶を濁す事が多すぎるような気がしてならない。
 私も実名報道には疑問が残る。実名を報道したからと言って、持ち込まれたウイルスが消滅するわけではないからだ。
 しかし、一方で、海外から持ち込んではいけないもの、例えばアフリカ豚熱の国内感染を予防するために、輸入検査を受けずに畜産物を持ち込んだら、「3年以下の懲役又は100万円以下の罰金」となっている事があるのも現実として存在する。
 成人が犯罪を犯せば、場合によって報道機関は容疑者として実名報道する。

 この大学生が海外旅行に出発する時点で、この病気により中国が大変な状態に陥っていたという事実は知らなかったのだろうか?中国から他国にも広がり、日本でもクルーズ船の対応に追われていたことさえ知らなかったのだろうか?
 高橋さんは「今回は、既に濃厚接触者も特定済みであり、この意味(「実名報道」のことと思われる)でも意味はなさそうだ。」と書いているが、濃厚接触者が陰性だったということは結果論でしかない。彼女の愚行を黙認できる理由にはならない。
 現在、濃厚接触者が陰性と出たとしても、潜伏期間後に発症する可能性は無いと言い切れるのか?
 個人特定は、日本の法律を犯してはないので、避けるべきだろう。しかし、批判されるという点から見れば、充分過ぎるほど、批判を受けるに値すると考える。
 広島県立大学という、生命環境や保険福祉に注力している大学で学んでいながら、その危険性に気づかなかったのか?生命環境など、まさしく今回の新型コロナウイルスに関連する分野だと思う。
 この学生はこの大学に何の目的で入り、他県民が広島県民の税金を使い、何を学んだのか?
 しつこいようだが、もう一言述べさせてもらいたい。広島県立大学の学長は、 メッセージ の2番目で「学術論文賞,学会関係の奨励賞や「大学生観光まちづくりコンテスト」の連続受賞など多くの賞を受けており,学生や院生の晴れがましい顔を本学ホームページやFacebookなどのSNSで数多く見ることができました。」と述べている。
 再び高橋暁子さんに反論する。「晴れがましい」姿だけを取り上げ、今回の事には触れないような社会で良いのか?
 この元大学生が十分な治療を受けて回復していく一方で、この病に負けて命を落とす方がいることには、我慢がならない。
 「新型コロナウイルスが悪い」のは確かだ。しかし、それ以上に悪いのは、思慮に欠ける海外旅行(仕事での海外出張は除外)で3月以降新たなルートとしてこのウイルスを国内へ持ち込んだこの愚かな学生なのだ。
 悪いのは、大学側の海外旅行自粛要請を無視し渡航、感染して帰国、卒業証書授与にまで参加した、危機意識も判断能力もない、この学生なのだ。





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最終更新日  2020年03月31日 05時08分29秒コメント(0) | コメントを書く


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