金子の知らんけどな話

同名小説を天海祐希さん主演で映画化した作品です。

サラリーマンの妻で、 2 人の子供を持つ後藤篤子は、今までコツコツ節約して貯金をしてきたが、世間では老後資金は 2000 万円以上と言われ、老後に不安を感じていた。

そんななか、舅が亡くなりその葬儀費用、娘が突然結婚宣言、夫の会社は倒産、パート先からリストラ … 様々な問題が一気に降りかかり、貯金は減るばかり、普通の主婦は、このピンチをどう乗り越えていくのか。

もちろん映画なので、面白おかしく描いてますけどね。

どれも割と普通に起こることですよね。

今時、絶対安心なんて会社はないし、人は急に死ぬものだし …

私の場合、独身なので違う角度からだけど、老後の不安はハンパない。

で、この映画観て思ったのは、人間明るくないとアカンってことです。

大変なときに悲壮感漂わせてるより、笑ってる方がなんとかなっていく気がしました。

いや、もちろんどうにもならないことも多いと思いますけどね。

当然状況によりけりなんですが、暗くなってもお金増えないですもんね。

なにより、草笛さんが素敵だったなー。

天海祐希さんと 2 人で「ラストダンスは私に」を歌うんですが、さすが松竹と宝塚。

なんかオシャレで粋でした。

そして、この映画を観て、今の時代は有難いとこにいろんな選択肢があるから、やはり情報を得て、いいと思ったことはやったもん勝ちだな、と思いました。

人生は情報戦だと昔なにかで聞いて、その通りだと納得したことがあります。

選べるものが多い方が失敗はないですよね。

ピンチが訪れた際、暗くなって、塞ぎ込んでしまうのではなく、ギリギリまで頭を柔軟にして、戦うことが大切ですね。

映画の感想というより、将来への宣誓みたいになりましたね。

どうしても映画館でってことではないですが、これを観て老後を明るく粋に生きる準備をするのもいいかと思います。

★★★☆☆

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