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朝目覚めた時、何となく予感がして、ドキドキしながらカーテンをあけました。
うっすらと雪が積もっています。
ふわふわ落ちてくる初雪をみたのは、11月のはじめのこと。
積もった雪をみたのは、今日が初めてです。
ゴミを出すにも、ちょっと勇んで、モコモコのジャケットに、マフラーをぐるぐるまいて、いざ出陣の構え…
ところが外へ出てみると、意外にも冷え込んではおらず、やや拍子抜け
屋根からは解けた雪が水滴となり、絶え間なく落ちていて、まるで雨が降っているかのような音がしています。
肌にあたる風も、突き刺すような冬のものとはずいぶん違い、冷たいながらも湿り気を帯びています。
雪国に住む人なら誰しも知っている、「雪の匂い」もしません。
むしろ、雪に濡れた落ち葉や、色々な植物の匂いがします。
どうやら、まだまだ「冬将軍」と呼べるほどの厳しさはないようです。
「冬小僧?」くらいでしょうか?
日常生活で必要な情報の90%は視覚より得られるといいいます。
しかし、やはりそれが全てではないのです。
家の中から雪をみて、「わぁ、寒そう…本格的に冬だわ
」と感じたことは、実際外に出てみると覆されました。
耳から聞こえる音や、肌への感触、様々な匂い…
五感をくまなく生かしてこそ、本当のことがわかるのですね。
人間のからだに備えられているものは、どれも過不足なく素晴らしいけれど、それでも使うことをやめてしまったら、どんどん衰えていくものでもあります。
「まるごとの私」で体験する…
それが大切ですね
