いろいろあっても今日もいい一日!

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急性白血病 闘病記 2



【2005年5月3日】 今日から治療開始。

私のかかっている白血病はM3タイプといって、骨髄で血液が造られる際の「前骨髄球」の段階で、がん化するものらしい。

このタイプでは「分化誘導療法」といって、そのがん化した前骨髄球の分化するスピードをあげて、血液としては役にはたたないけれど早くオトナにさせてしまおうといった治療だそうで、そのために「ベサノイド」(レチノイン酸)という第一選択の薬の服用を開始。効くといいな・・・
芸能人では、アンディ・フグさん、団十郎さん、渡辺謙さんなどと同じタイプらしいです。

主治医の説明では、7割は「寛解」といって、一度症状がおさまって日常生活が送れる状態になるらしいです。が、それでも骨髄内にはまだ多くの白血病細胞が残っているので、最初の治療のあと「地固め療法」という抗がん剤治療を3回連続で行い、できるだけ悪い細胞をできるだけゼロに近い状態に持っていくそうです。
そこまで終えると、再発率は五分五分になるとのこと。
このタイプは、10年ほど前は一番予後の悪いものだったそうですが、今ではかなり予後のよい部類に入るそうです。それでも、寛解状態までは出血傾向など(播種性血管性凝固症候群=DIC)に注意した、投薬、治療が必要だそうです。

連休で帰省していた友人が早速きてくれる。「だいじょ~ぶよっ!」と笑って、学生時代にもどったような気分で色々話す。子供が生まれてから、こんなにゆっくり話せなかったよね、お互いに。うれしかったな。

【2005年5月4日】 何だか白目が赤い。鏡でみると、白目に血がべっとりついてる?感じで。気持ち悪い~目の底の血管が切れた?らしいけど、失明したりするわけじゃないとのことで、ホッ。見た目、かなり悪いです。

【2005年5月5日】 母が、子供たちを連れてきてくれる。
「おかーさん、おめめから血がでてるよ~」
「おかーさん、なんで赤い袋と白い袋(輸血と、点滴の袋です~」と興味しんしん。別れ際も、「じゃーねー」と笑ってあっさりしすぎている。私、ちょっと物足りず。。
珍しく、兄まで来てくれる。有名なお店の特上にぎりと、生のケーキが5個を持ってくる。「いやあ~結構ふんぱつしたよ」と。。ありがとう。でも、どうやって食べるんですかあ?ありがたくお気持ちを頂き、コッソリ母に持ち帰ってもらう。(医師と看護婦さんに内緒でにぎりを数個、口にほうりこむ・・・)

【2005年5月6日】 400しかなかった白血球が3000になった~と聞いて喜んでいたら、4割は意味のないもの(使い物にならない見かけだけのもの)らしい。
これがあまり増えずぎるのもよくないとの事で、対策として明日から抗がん剤治療との事。初体験。。どんなものだろう。白血球が、限りなくゼロに近づくらしい。もっと軽いのでも父は結構苦しんでたけど・・まあ、何でも体験か。

【2005年5月7日】 きついオレンジ色の抗がん剤などの点滴を開始。特に何も感じない。ごはんも食べれるし。とにかくよく効いてくださいな、オレンジさん。

【2005年5月8日】 気持ちわるくなって、昼食は手をつけられなかった。あれだけ入院しても食べまくってさわいで楽しげ?だったなみさんが・・と、同じお部屋の方が心配してくださる。

【2005年5月9日】 血小板がまだ足りないらしく、輸血。
献血してくださったどなた様か、ありがとうございます。あなたのおかげで、本当に助かります。

【2005年5月10日】 抗がん剤4日め。救急で入っていた、ここ整形外科の病棟から、6階の内科病棟の個室へ移ることに。親切にしてくださった、大部屋の皆さんと別れるのが少し寂しいけど、また、会いましょう。

ここでは、股関節脱臼などの眠れないほどの痛みに長年耐えてこられ、手術を受けておられる方や車椅子でもはつらつと過ごす多くの患者さんに出会いました。日が経って、早く皆さんが痛みなしに外へ出かけられるよう、祈ってます。私もガンバリマス!

【2005年5月11日】 抗がん剤5日目。今日で終了!
幼なじみの友人がわざわざ東京から来てくれる。その気持ちはうれしかったのだけれど・・・彼女が救われ、信じている教え(宗教)があるらしく、どんな話をしていても、結論がほとんどその話に結び付けられてしまう。ちょっと、悲しい。それに、色々とお見舞いを持ってきてくれているからむげに断れず・・・でも自分は納得できない内容が、延々と続く。少々、辛い時間。
さすがに、「ここで(宗教に入って)因縁を断ち切らないと、子供たちにも影響する」と言われた時は、心のなかでぶち切れる。
子供のことだけは、持ちださないでほしい。どれだけそう言われるのがきついのか、わかって言っているのだろうか。

【2005年5月12日】 今日は、私の祖母の命日。朝、クリーンルームが空いたとのことで移らせてもらうことに。
ヘパフイルターのついた、ビニールハウスといった感じ。洗面の蛇口にも光の殺菌機?みたいのがついてて、自動で出ます。マイ冷蔵庫付。なんだかゼイタクな気分ですが。昨日の友人が、また昨日と同じ内容を。。また、考えてみるといって、なんとか逃げる。

【2005年5月13日】 ママ友がお見舞いに来てくれる。せっかく買ってきてくれた生花は、持ち込み禁止で・・ごめんね。ミニタオル、私の好きなパン、絵本(だいじょうぶ、だいじょうぶ)という本。泣きました・・! と色々持ってきてくれて、お話をたくさんできて、感謝。私は幸せ者ですね。

午後から38.5度の熱や頭痛に耳鳴り。薬がきいてきたのかな?
また別のママ友が心配してメールをくれる。あまりに驚いて、心配してくれすぎて、ちょっと疲れている様子。ごめんよ、元気出してね~!

【2005年5月14日】昨日と同じような熱。インフルエンザの時の熱よりはだいぶマシ。だからテレビも見れる(笑)
夕方、赤血球輸血。ちょっと耳鳴り動悸が楽に。おかげで、21時からの「瑠璃の島」が見れました。
テレビって、こんなにオモシロイものだったのね~!と改めて感じます。

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