ほん太は,昨朝,久しぶりに大変な勢いで
母親から叱られ起こされていた。
怒鳴り声だ。
早朝6時からピアノ練習をすることになっているのに起きないからである。
未明に寝ていた私も当然に起こされた。時計を見ると6時20分だ。
たかがピアノのことで怒る必要はないと思ったので,
反論した。
「夜,10時に寝かせずに,朝6時に起きないことを叱るのは,
不当であり,親の責任であり子どもの責任ではない。」
と言った。
これに対し,妻は
「放っておくと,練習をしない。今より悪くなる」
というのである。
私は日頃から,妻には子どもが,なんでも親に
いわれてやる人間にさせたくない。指示待ち人間になる。
だから
「かまいすぎるな。」
「叱ってさせるのは,やめるよう」
にいっている。
失敗を通じて,学ぶことも大切とも言っている。
しかし,なかなか理解をしてくれない。
ほん太の姿は,こんな論争に無関係に
既に防音室に消えて練習をしているのであるが、
たかがピアノのことで,妻とこんな論争をしたのである。
子どもは,たやすく約束をする。
またたやすく約束を破る。
私は子どもが約束を破るのは,生理現象だ。
妻は,病理現象であるといって真剣に怒る。
難しい言葉で言えば,子どもには,責任能力はないのである。
妻には,そんな子どもを理解して,たくましく,健やかに育て欲しい
と願っている。
ところで,朝からこんな論争で一日は,はじまったが,
昨日は,父親の命日であった。
私が小学5年のときだった。
二人の子どもも既に小5を超えた。
感慨無量である。
私の父親を超えて,最低限の親の責任を
果たしたと思ったりしている。
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