フリーページ

2003年01月18日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
「迷いましたの、何度も・・」すこし、恥ずかしそうに姫がいうと、
「そうじゃろう、そうじゃろう・・」賢い竜は満足そうにうなずくと「苦労もまた必要じゃからの。」といいました。
「さああ、この玉をお取り。もののわかったお姫様。」

先の姫はうれしそうに竜から玉を受け取るとこういいました。
「森の賢い竜さん、なにかお礼をしてさしあげたいのだけど・・」
「では、わしの額にキスしておくれ。」竜は、楽しそうにこう答えました。
「チュ!」先の姫が、森の賢い竜の額に、軽くキスをすると、百合の香りが小屋中に漂いました。
「善きかな善きかな・・・」竜がまたガラガラと割れ鐘のような笑い声を響かせると、竜も小屋も火がはぜている暖炉もみるみるうちに消えてゆきました。(12/18の日記へ)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2003年11月11日 21時29分52秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

nekoko1110

nekoko1110

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

やむちゃ35 @ Re:3匹の熊姫様の大冒険(おまじないの言葉を(12/1) 「中の姫」と「モグラのレンズ」を手に入…

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: