地を這う虫

2021/12/11
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カテゴリ: オーディオ
"レコード音楽再生復活プロジェクト その8"で書いたようにレコード音楽再生については一区切りつきました。

後は、宝くじでも当たるか(ここ10年以上は買ってないけど、パチンコジャンキーだった昔には年末ジャンボとかを3万円くらい買ったこともあります・・・)、期待していない特別賞与とかでも出れば、フォノイコライザーを買うかもしれません。

安いものを買っても今使っているSONYの年代物プリメインアンプのフォノイコよりも音質が勝る可能性が低いので、買うなら7万円以上の製品になってしまう。どうせフォノイコを買うなら2系統のPhono入力を持ってるものがいいよね~~となると10万円以上になります。ヤフオク等で中古品を買うのはリスクがつきまとうので、あまり気乗りしません。昇圧トランスは経年劣化はあまり気にしなくて良いのですが、素子に経年劣化、通電動作時の熱による劣化があるアンプの購入には二の足を踏みます。

そもそも私のチープなオーディオシステムにフォノイコを追加する価値があるかどうかですが、やはり入力側の音質は重要なので、ある程度以上の性能のフォノイコを導入すれば音質が向上することはほぼ間違いないと思います。その向上の程度が投資に見合うものかどうかは微妙ではありますが・・・。

ということで、、、、

CD再生に着目してみました。
​現在使用しているCDプレイヤーは PIONEER DV-585A というDVDプレイヤーです。昔、SONYの5万円前後のCDプレイヤーを使っていましたが、トレイが出てこなくなる不具合が発生し、当時音楽を聴く暇、心の余裕がない状況だったので、廃棄しました。



DV-585Aの関連情報は以下。

https://jpn.pioneer/ja/corp/news/press/index/226/rel=__2

"GOLDMUNDのSACDプレーヤー@140万円の中身が、なんと実売1万円のパイオニア製DVDプレーヤー!?"
https://www.audiostyle.net/archives/51365361.html
​​
一部を上記から引用します。
>定価140万円もするゴールドムンドのSACDプレーヤーEIDOS 20Aと、家電量販店で僅か1万数千円程度で売られている、日本のパイオニア製ユニバーサルDVDプレーヤーのエントリーモデルであるPIONEER DV-600AVが、蓋を開けると実は中身が同じという話です。

DV-600AVは私が所有するDV-585Aの上位機種で、CDドライブや回路基板等は基本的にはほぼ同じらしいです。ただ、パーツのグレードに違いがあるのかチューニングの違いなのか、音質はDV-600AVの方が明らかに良いようです(上記の引用記事又はその関連記事での著者の評価)
ネット上の他情報でも同種の評価が多いです。まぁ、価格差があるのだからそうでなかったら、ユーザーは怒るでしょうし。

なお、140万円のCDプレイヤーは躯体・ケースは全く別物のスイスメイドのがっちりしたもので、電源部の強化やアナログ回路(基盤)の追加等音質アップのための手が加えられています。当たり前ですね(笑)

話が前後しますが、私がこのDVDプレイヤーを買ったのは愛知県在住時でレンタルDVDを観るためです。記憶がほとんんどありませんが、1万円ちょいくらいで購入したはずです。ただ、PCでDVDを観ることが多く、ほとんど使用してなかった気がします。

で、ゴールドムンドの140万円CDプレイヤーの逸話があるので、今現在でもメルカリで超強気(笑)の値段で売りに出してる方もいますね。新品同様品とのことですが送料込み3万円弱はちょっと強気すぎじゃね~、と思うけど・・・
https://jp.mercari.com/item/m69881160918

前振り長すぎですが、酔っぱらってる際にレコードやレコードプレイヤー(特にカートリッジ)を扱うのは危険なので、そういう状況で音楽を聴きたい時はCDを聴かないといけない。また、CDでしか所有していない音源(アルバム、作品)も多々あります。CDは100枚前後あるはずです。

ということで、DV-585Aの再生音を初めて真面目に聴いてみました。。。
まずは聴きたかった2枚のCDから

Seven Steps To Heaven/Miles Davis(Columbia 国内版)
Over Seas/Tommy Flanagan(Prestige 国内版)



かなり周波数レンジが狭いですね。高音も低音もあまり出ていない。音が痩せている感じも強い。MilesのMute TrumpetやPianoのフォルテ部分にザラツキ、歪感を多少感じます。
まぁ、DL-103を使ったレコード音楽再生時との比較(同じ音源のレコード再生と対比して聴いたわけではありません)の印象です。とは言っても、夜に酔っぱらって聴く際には再生音はかなり絞って聴くので(騒音苦情防止の観点から)、それを勘案したら、充分なQualityの音なんじゃね~、とも思います。どっちやねん(笑)
上記のCDは録音自体はあまり悪くない(レコードを昔さんざん聴いた際の印象)のですが、手持ちの音源でもっと録音の良さげのものを次に聴いてみました。

L'AUBE/Takashi Kako(Baybridge 国内版)
BALLADS & BURTON/Ann Burton(Epic 国内版)



レンジが狭い、音に厚みがないのは変わりませんが、Pianoのフォルテ部分でもザラツキ感、歪感はほとんど感じませんでした。
これで充分な音じゃね~~~。

という結論です。

現在オーディオ機器としてのCDプレイヤーはあまり売れないのかメーカーにそれほどやる気がないようです。高級品~超高級品はいくらでもあるようですが、廉価なものの選択肢はあまりなさげです。
ネット上の評判では マランツのCD6007 が高いようです。この機器はチューンアップによりかなり高音質になるようで、そのベース機器として採用されています。基本性能は低価格の割には結構高いちゅうことでしょう。今は多くのショップで品切れのようですが生産終了ではないようです。実売価格は4万円ちょいくらい。
https://www.marantz.jp/ja-jp/shop/sacdcdplayer/cd6007

これよりも上位の機種になるとマランツ以外を含めて10万円コースになるようですな。CD再生にそこまで金をつぎこむ気は今のところ全くありません。。。



【21/12/11 21:20追記】

​東京在住時にPC内のwave fileを再生しヘッドホン聴取又はPC用パワードスピーカー再生に利用していた AudioTrak (韓国のメーカー 苦笑)製の DR.DAC2 という機器を押入れにしまってあるはずです。
https://www.amazon.co.jp/AUDIOTRAK-DR-DAC2/dp/B000UD3W84
DV-585Aは光デジタル出力又は同軸デジタル出力端子を持っています。さっき、ネットからマニュアルをDLしたので間違いないです(笑)

CD再生時の音がイマイチなのがアナログ回路(DA変換以降の回路)の影響大なのであれば、上記DR.DAC2を利用することで改善できる可能性がありますな。

DV-585A →(デジタルで接続)→DR.DAC2 →(RCA端子経由でアナログ接続)→  SONY TA-F333ESL(プリメインアンプ)にすれば、DA変換はDV-585AではなくDR.DAC2が担当することになります。
なので、DA変換及びそれ以降のアナログ回路の音響的品質がDR.DAC2の方が上であれば、CD再生時の音質向上が期待できます。

面倒くさいが、試してみる価値はありそうですな。。。。

あ~~~、後はRCAケーブルをより上質なものに交換することですな。
今はamazonかヨドバシで買った1000円弱のオーディオテクニカ製のケーブルを使用しています。これを約5000円のフルテック(Furutech 古河電工系)製のケーブルに交換しましょう。オカルト臭いが手持ちケーブルなのでトライする価値はアリですな。
昇圧トランスFRT-4は出力ケーブルは直出しなので、PhasetechのT3使用時に使っていた上記ケーブルが余ってますからねぇ。



【21/12/12 19:30追記】

押入れの奥にしまってあった AudioTrak (made in KOREA)製の DR.DAC2 を結構難儀した末に取り出しました。几帳面な性格、物を捨てられない貧乏性なので元箱に完璧な状態で収めてありました。約10年振りのご対面です。





DV-585Aの光デジタル出力からオーディオテクニカ製の4000円くらいで昔買った光デジタルケーブルを用いてDR.DAC2に接続。DR.DAC2のLine出力(アナログのRCA端子からの出力)をフルテックのRCAケーブルでSONYのプリメインアンプのCD端子に入力しました。

目出度く音が出ました。。。

My Funny Valentine/Miles Davis(Columbia 国内版)
BALLADS & BURTON/Ann Burton(Epic 国内版)

からそれぞれ数曲聴きました。

じっくりとは聴きこんでないので、とりあえずの音質評価ですが、少なくともDV-585Aのアナログ出力をプリメインアンプに入力するよりも良さそうです。少なくとも音質低下はないように思います。

ただ、DR.DAC2のLine出力は表パネルにあるボリュームコントローラーで音量が変わる、このボリュームスイッチを経由しているためのガリか、ひょっとするとDAC(Digital To Analog Converter)のエラーなのかで、 ​たまにノイズ交じりの音になります。​
なんだろうねぇ~~?



このノイズ問題が解決したら、DR.DAC2のオペアンプ交換にトライする価値はありそうです。この製品はメーカーがユーザーによるオペアンプ交換を前提にした設計を行っているので、簡単に?オペアンプを抜いて交換できます。

ネット情報では高級オペアンプ(たとえば MUSE01又はMUSE02 いずれも3500円前後)に交換するとかなり音質改善するらしいです。

これって、けっこう夢のある話ですなぁ。





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Last updated  2022/04/04 02:17:06 PM
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