地を這う虫

2022/02/13
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カテゴリ: オーディオ
三連休ですが昨日はTVで冬季オリンピックを観戦しながら仕事もしました。工学的?にはほとんど意味のない作業なんですが客先の発注仕様書に記載されてるのでやらないと仕方がない。こんなほぼ無意味であほらしい作業は「ながら仕事」で充分です。ほぼ無意味な作業なのに作業量は結構多く時間がかかるので腹がたって仕方がない(コレコレ 
結局3~4時間くらいは作業しました。働ぎ過ぎですな。

【閑話休題】

レコードプレイヤーのカートリッジの針圧を計測する針圧計を買いました。オルトフォンやベルドリームサウンド(SAECのトーンアームを修理に出した会社です)の針圧計は8000円前後するので、そんな高額のものは阿保らしいので買いません。買えませんとも言えるが・・・
どちらも中華製の安いデジタルスケールに針圧測定用のパーツを付加しただけの代物なので、8000円前後の価格は高すぎです。まぁ、針を載せる部分に非磁性体材料を使ってるとかはあるにしろ高過ぎなのは間違いない。
https://belldream.jp/BD-DS300.html

針圧計を買った目的はトーンアームの針圧調整目盛りが信用ならないので厳密に計測して微妙な針圧調整による音質変化をチェックしたい、てなものではなくMonaural専用カートリッジDL-102とStereo用(勿論Monauralレコードも再生可能)のDL-103の交換作業を簡略化するためです。

カートリッジ+ヘッドシェルの交換をするとトーンアームのゼロバランスをとった上で針圧調整をするという手順になるので結構メンドクサイ。だから、最近はDL-103をトーンアームにつけっぱなしでStereoレコードばかり聴いています。Monauralレコードの図太い音、分厚い音を聴きたいが、めんどくささが先だってカートリッジ交換する気になかなかなりません。

針圧計を使えば、ゼロバランスをおおざっぱにとった上で、後は針圧計の計測結果表示を見ながら何度かトライ・調整して適正針圧をかければいいのでカートリッジ(+ヘッドシェル)の交換はかなり簡略化されます。

2ヶ月くらい前にもMayrecordsの↓の針圧計をamazonで買ったのですが初期不良品で電池を入れても全く起動せずでした。即行で返品手続きしました。私が買った時は3000円でしたが今は3300円と値上がりしているので、こいつは選択せず。初期不良品を引き当てた印象も悪い。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08SJCD4PL/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o06_s00?ie=UTF8&psc=1

なお、この商品は先に書いたオルトフォンやベルドリームサウンドの針圧計とほぼ同じものです。違いは針を載せる部分のパーツが非磁性体材料か否かくらいでしょう。なお、オルトフォンのものはオルトフォンのサイトでの記載には「非磁性体材料」使用を謳ってませんな。
https://www.ortofon.jp/product/9/58

今回買ったものは同じMayrecordsの↓。2000円也。

"高精度デジタル電子針圧測定 針圧計 精度0.005g 最大100gまで レコード針測定 ターンテーブル カートリッジ LCDバックライト LPレコードプレーヤー用"


中国語のマニュアルは読めないし、 ベルドリーム Mayrecordsの日本語のマニュアルも中国語の機械翻訳みたいな悪文で非常に判りづらいです。が、なんとかセットアップ完了。今回は初期不良品を運悪く引くことはなかったです。

電源投入後 0.0g表示(機器の自動校正で使用)


1円玉を計測中 ちゃんと1.0gを表示


校正用分銅(20g)を計測中 ほぼ20.0gを表示
1円玉と20g分銅をほぼ正しく計測できている ので し、1gと20gの間の計測精度のリニアリティ(直線性)を疑う理由もないので、この針圧計を信用することにします。


​MCカートリッジ DENON DL-103の現在の針圧計測 ​​​
トーンアームの調整目盛りでDL-103の標準針圧2.5gに調整した状態で計測。
計測値は2.71gで約1割くらい多めに針圧がかかっていました。冬季で寒いので機械系が縮こまって硬くなってるので多少多めの針圧で全く問題なしでしょう。まぁ、その後針圧計の表示を見ながら約2.5gになるように調整しましたが・・・(笑) 
なお、針圧計測時、再調整時にはインサイドフォースキャンセル用の錘はトーンアームから取り外しています。横方向の力が加われば計測値に誤差が生じる可能性を否定できないので。



で、針圧調整後に聴いたレコードは

Carmen McRae / At The Great American Music Hall (Blue Note 輸入盤 多分オリジナル盤)



昨夜20~30年振りにCarmen McRaeの歌をこのレコードのSide2(このレコードは2枚組です)で聴きました。Piano TrioがバックですがDizzy GillespieのTrumpetが曲によっては加わります。Side2冒頭の"Miss Otis Regrets"ではGillespieの絶妙なMute Trumpetが入るのですが、ここで結構チリチリノイズが入ります。それほど酷いノイズではないが気になり始めると気になります(笑)
なので、 ​昨夜2枚とも中性洗剤洗浄しました。​

さっき、洗浄後の同じ面を再生しました。かなりチリチリノイズは低減してましたが、まだ残ってますな(苦笑)

で、Carmen McRaeの歌は素晴らしいの一言。まぁ、技巧を駆使するとこが鼻に付く面がないわけでないが、それでも上手さは認めざるを得ない。これぞ、"Jazz Vocal" という感じ。
最近はJulie Londonのスモーキーボイスのミディアム又はスローなテンポの曲ばかり聴いていたから、たまには正統派のJazz Vocalも聴かないとあかんな、と思った次第です。





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Last updated  2022/06/23 01:14:22 PM
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