地を這う虫

2023/01/21
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カテゴリ: オーディオ
「プリメインアンプを購入 YAMAHA A-S1200 その1、その2」の記事へのアクセス数は未だ100にも達しない状況です(苦笑)。アクセスされた方の中にはYAMAHA A-S1200の購入を検討されている方もいるかもしれませんので、このアンプ購入者として、ネット空間に情報を提供することは意義あるものだと判断し、「その3」を書いてみます。

最近、CD収納棚から Roland Kirk の名作 「Volunteered Slavery」(Atlantic) を取り出して聴きました。東京在住時に近所のスーパーマーケットの二階か三階にあったCDショップで新品を買いました。名作の 「The Inflated Tear」(Atlantic) も同時に購入しました。

このCDについては、後日別記事で紹介する予定(つもり)なので、詳しくは書きませんが、深夜であってもでかいボリューム、大音量で聴きたくなるような素晴らしい音楽なんですよ!

年末に押入れの片付けした際に発掘(発見)したヘッドホンがあるので、それをYAMAHA A-S1200のヘッドホン端子に接続して聴いたのですが、なんとも残念な音です。レンジが狭く鮮度も感じられない凡庸な音です。勿論、ヘッドホンの性能も絡んだ話ではありますが・・・。

使用したヘッドホンは、東京在住時の10年以上前にamazonで買った

beyerdynamic DT 990 PRO
 ※今は製造中止のようなので正規代理店のサイトには商品説明がありません。なので、サウンドハウスの商品説明を参照下さい↓


です。購入価格は18000円前後でした。当時、ヘッドホン関係のサイトやブログでの評価が非常に高かったので視聴も何もなしで購入しました。ですが、このヘッドホンを買った直後に大阪転勤が決まったので、使用時間は20時間程度だったように記憶します。最近のヘッドホン業界のことを全く知りませんが、購入当時ヘッドホンにはエージング(慣らし?)期間が必要で新品購入直後は本来の性能を発揮していない。50時間、100時間と鳴らし続けていくとどんどん音が良くなっていく、てな風説の流布(?)がなされていました。

あ~~~、ヘッドホンには音を放射するための振動板(ダイヤフラム)という機械系のものがあるので、エージング自体を全否定するものではありませんが、もしエージング効果が事実なら、ヘッドホンはその時点から劣化が進行し始めていると解釈することもできます。たったの100時間くらいで音が良くなるのなら、500時間くらいしたらどんどん劣化し始めるリスクを内包していると解釈するのが科学的合理的見方じゃないのかしらん(苦笑

本題になかなか入りませんな。

【本 題】

A-S1200をセットアップする際にLine Out端子にaudio-technicaの安いRCAケーブルを接続しておきました。ヘッドホンアンプ接続用です。それに、箱にしまって保管していたAudioTrakのDR-DAC2を接続し、A-S1200のヘッドホン出力との音質比較を行いました。

結果として、

DR-DAC2のヘッドホン出力の音が予想以上に良くなかったです(涙
東京在住時にPCのサウンドカードのデジタル出力をDR-DAC2に入力してヘッドホンで聴いていた際はもっと高音質だったような気がするんだけどね~~。多分、これは高音質な音、Hi-Fiな音(High Fidelity 高忠実度)から長く離れていたので、DR-DAC2の音で十分満足したからじゃないのかなぁ~~と思っております。
DR-DAC2はデジタル入力→アナログ・ライン出力(D/A Convert)の機器としてDVDプレイヤーのPioneer DV-585Aと組み合わせて二年近く使ってきました。その際には音質には特段不満はなかったです。ということは、ヘッドホンアンプの音質に問題があるということでしょう。とはいっても、当時の購入価格3万円前後の商品なので、ヘッドホンアンプとしての音質を過剰に期待するほうが無理筋な話ではありますわな。






【結 論】

A-S1200のヘッドホン出力の音は高音質とは言えないように思います。ヤマハの公式サイトでもヘッドホン出力の音質についての言及は一切なかったと記憶します。まぁ、おまけ程度の回路が組み込まれているのでしょう。コストの問題があるのだし。


"Roland Kirk - I Say A Little Prayer"





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Last updated  2023/01/22 01:39:31 AM
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