こがらしの吹くまち

プロフィール

木枯　真

フォローする

カテゴリ

ドイツ観念論哲学

キーワードサーチ

▼キーワード検索

< 新しい記事

新着記事一覧(全276件)

過去の記事 >

2006年06月11日

ギリシア人哲学：禁欲主義と快楽主義

(3)

カテゴリ：勉強：倫理

ヘレニズム思想と呼ばれる、ギリシア哲学は一区切り、ってなお二人さんです。
ストア派のゼノンと
エピクロス派のエピクロス。

・ゼノン

一般に禁欲主義と呼ばれましたものです。
ストア派と聞くと、stoic(ストイック)とあるようになんだか厳しそうーな気がしますが、

(ソクラテスの考えに近いですね。それを実践した人々といったところ)
死に対する恐れも不要と延べ、その点においてソクラテスの死に方をたたえました。
俗世を諦め、要するに俗世を否定したわけです。
生活は自然にしたがって生きることを信条としたそうです。

さらにはストア派の面白いところは人間は全て同等、平等な世界市民であると述べたことにあります。奴隷が当たり前、常識であったこの時代に珍しい発想。
後々、影響与えるんですこれ。

ぇー一応用語も書かなきゃなんだよねー面倒。
ぇーと。
理性によって克服し、抑えるべき反自然的なパトス (情念、感情爆発)というものを克服して、
アパティア )という状態に徹することを求めたようです。

はいはい、終了。

ぁーエピクロスか。

・エピクロス

ある種の快楽に身を任せろというものでもありません。

上記の快楽は一時的快楽であり、コレは真の快楽ではないと述べました。
(水飲んでうめぇだとか、飯くってうめぇだとか、まぁ、性的快楽とか)

一方真の快楽とは、欲望が終息した状態が持続するにあるという持続的な快楽のことをさす。
それって、快楽なの？と聞きたくなりますが、快楽だそうです。

それには欲望の制限が必要となるわけで、それによるアタラクシア (魂の平安)えることを目的としたそーです。

しかし、現代快楽主義という言葉が誤解されるとおり、当時も相当誤解されたようです。

エピクロスの主な主張は「快楽の存在」を示すことではなく「苦痛のない状態を求める」ことだったのに、
３世紀のディオゲネス・ラエルティウスっちゅうおっちゃんが
『根拠のない伝説』を織り交ぜ、『ストア派の誹謗中傷』を含めまくったため、
普通の人には誤解されまくったみたいです。とんでもねぇぞエピクロスはと。
エピクロス本人はというと実は結構押し付け派だったらしく、本当の教義が伝わったのはあまりなかったようです。

まぁ、自業自得？(ぇ
しっかりおしえときんしゃいってね。

以上。wikipedia中心にいきました。

これで一通り、ギリシア人哲学はおしまいです。
次からキリスト教観念に移るわけですねー。はいはい。僕があまり好きでない宗教。
一神教はダメだ俺。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう