こんにちは、くまサブロウです。
最近「自分に合った枕ってなんだろう?」と気になって、まずは 枕の歴史
を調べてみました。
思った以上に奥深くて面白かったので、ぜひ皆さんにもシェアしたいと思います。
● 古代エジプト(紀元前 3000 年頃)
エジプトでは、なんと **
石や木でできた「ヘッドレスト」 **
が使われていました。
頭を乗せるというよりは、 首を高く保ち、虫などから守るため
だったようです。
また、神聖な意味合いもあり、 ミイラにも枕が添えられていた
記録があるんですよ。
● 古代中国
中国でも、陶器や青銅製の枕が使われていました。
当時は夢に神秘的な意味があり、「 良い夢を見るための道具
」としても重宝されていたようです。
■ 日本での枕の進化〜奈良時代から江戸へ〜
● 奈良・平安時代
日本では「木枕」や「箱枕」と呼ばれる 木や竹でできた硬い枕
が主流でした。
これは、寝ている間に 髪型や着物が崩れないようにするため
のもので、
特に貴族女性にとっては礼儀作法の一環だったとか。
● 江戸時代
江戸時代になると、女性の「日本髪」を守るために 高枕
が広まりました。
庶民の間では、 そば殻を詰めた柔らかい枕
も登場し、ようやく快適性が意識され始めます。
■ 近代以降の枕は「快眠」重視へ
● 明治〜昭和初期
綿や羽毛など、 柔らかくて体にフィットする素材
が使われ始めました。
洋風の生活様式に合わせ、形状も少しずつ西洋化していきます。
● 現代(平成〜令和)
現在は、 低反発・高反発ウレタン、ジェル、パイプ素材、オーダーメイド
と多種多様!
特に近年は、首や肩の負担軽減など、 健康を意識した設計
が重視されています。
■ 枕の役割の変化をまとめると …
時代 |
主な目的 |
素材 |
|---|---|---|
| 古代 |
頭の固定、虫除け、宗教的意味 |
石、木、陶器 |
| 中世(日本) |
髪型保持、礼儀作法 |
木、竹 |
| 近代 |
快適さ重視 |
そば殻、綿、羽毛 |
| 現代 |
健康維持、睡眠改善 |
ウレタン、パイプ、ジェルなど |
■ おわりに:快眠への第一歩は「歴史を知ること」
枕は、ただの寝具ではありません。
人類は昔から「どうすれば心地よく眠れるか?」を追求し続けてきたんですね。
次回は、 自分に合った枕の選び方
についても記事にしてみようと思います!
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
良い眠りと素敵な夢を 🍵
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