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数多くないが、BMI35以上で、サノレックスを保険診療として投与している患者さんがみえる。あまり宣伝してないが、諸事情で自費診療でサノレックスをお出ししている方もみえる。
大手製薬メーカーのノバルティスが認可をとっているサノレックスの作用機序はまだ不明である。しかし、その効果は食欲を抑制することで、確かにその効果はある。
医療としての肥満治療に対する貢献は、いまのところ、食欲をおさえるという点にある。サノレックスしかり。他は、胃の中に大きな風船を内視鏡で留置したり(まだ経験はないが、これは当院でもできる)、ゴム風船である胃を外側から縛ったり、ゴムそのものを小さくしたり(これらは胃の外側からのいわゆる手術である)。注意点は、胃にものが滞留する=嘔気をもよおすことがある、ということだ。
胃癌の治療で、胃の手術をしてきたものにとっては、そう違和感はない。胃の手術後1カ月の間に、5kgや10kg体重が減るのは通常だし、だからといって体が壊れるわけではない。胃の手術の術後管理と、肥満治療は似ているところがあるように思える。
しかし、肥満治療の場合、それに加えて、カウンセリングや運動療法が重要になってくる。残念ながら、当院ではその体制がない。だから、肥満治療を積極的に宣伝していない。
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