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もちろん、特定の情緒の表れ方は、経験によっても変化します。ですから、子どもを誉めたり励ましたりする優しい大人と交わるうちに、頑固だった子どもが、柔軟な対応が出来るように変化することがあるわけです。おっとりした子どもであっても、親が人と身体を使って遊ぶ場に子どもを参加させるうちに子どもが活発になることもあるわけです。どうしたら性格が変化するかという道筋がしっかり分かっていれば、親が望む方向へと子どもの情緒の表れ方を変えることも出来るのです。私達は、働きかけによって、先天的な情緒表現の傾向を、後天的な情緒表現の仕方へと変化させることが出来るのです。
ここでは、子どもの性格(情緒表現の傾向)の変え方の道筋を説明しています。ただ、誉めたり叱ったり、様々な活動の場に参加させたり、子どもが納得する言葉かけをしたりといった普通行われているような働きかけについては、あまり説明していません。それらのやり方は、他書によって学ぶことが出来るからです。この本では、常識的なやり方ではうまく行かない子どもに対する働きかけについて説明しています。
今まで、3つの情緒が性格形成にどのように関与しているのかについて、説明してきました。ただし、性格は、一人の人に固定的に備わっているわけではなく、場所や時間の違いによって変化することがあります。ですから、性格とは何かについて理解する必要があります。複雑な性格の現れ方が、情緒とどのように関係しているのかについても、考えなければなりません。次章では、個人における性格の現れ方やそのことに関係する情緒の性質について、説明したいと思います。
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ゆうにゃん2134さんコメント新着