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浪漫的狼

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nanaco☆ @ Re:なんと(01/08) 狼さん、お元気です?? その後調子はいか…
浪漫的狼 @ Re[1]:なんと(01/08) nanaco☆さん  わあい。すぐにお返事いた…
nanaco☆ @ Re:なんと(01/08) 狼さん、大変ご無沙汰しております~!!…
wine ガブガブ @ Re:充電します。(04/30) エネルギーが、蓄積されたら、また再開し…
deco7 @ Re:充電します。(04/30) 充電のお役には立ちませんが、遊びに来て…
Aug 30, 2009
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カテゴリ: 創作の部屋
では、 第2回 です。




 「そうですか。」

 女王は、追いつめられ、憔悴した部下の顔に、あたたかな笑顔を注ぎかけ、自分の為に働き

続ける者たちをいたわるのだった。


 多い時には、蔵の中にその雫を充たした壺がぎっしり並んでいたこともあった。 …しか

し、それも最早小さな壺の底に数滴が残っているだけであった。


 壺の底を眺めていた女王は、暫く目をつむっていたが、静かに最後の雫を飲み干した。

 「やっと、飲んで下さった。」

 女王は、残り少なくなった雫をなかなか口にしなかった。そして、「このままでは雫がなく

なる前に弱り切って死んでしまう」と、部下たちを心配させていたのだ。

 女王はほっとした表情で目を閉じると、静かに体を横たえた。


 彼女を囲む者たちは、安堵と落胆の表情を同時に浮かべ、最早なすすべのない情況を憂うの

であった。


 と、その時である。

 王の間に突然走り込んできた者がいた。


 「どうした。そんなに慌てて。」

 「奇跡です。月の光が…。」

 「なんだと。」


 部下達は、すぐに「雫の間」に駆けつけた。

 そして、彼等が目にしたものは、まさに奇跡であった。


 本当にもう諦めなければならない。女王を失ったら自分たちはどうなるのだろうか、そう皆

が思っていたその時だったのである。


 その静かな、清らかな光はいつから目にしていなかったか、それをも忘れるほどの時間が経

っていたが、そこには満月の時のあの青白く清らかな光が差し込んでいた。

 まさに、その光は「月の雫」を生み出す光であった。


 …そして、天蓋からは、ぽとりぽとりと「月の雫」が落ちていた。


 「おお」


 歓声そして、涙。

 女王も、家来達にかかえられて、「雫の間」へやって来ていた。

 そして、差し出された「月の雫」を飲み干すと、静かに微笑み、告げた。


 「やはり。神は存在するようですね。」



明日が最終回でーす





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Last updated  Aug 30, 2009 10:25:18 PM コメント(4) | コメントを書く
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