konosoranosita

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2006.12.10
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カテゴリ: 独り言





初心者から段々プロに近い人順に歌って演技して踊って行く。

やはり初心者は大きな声で歌えないし、音域も狭い。

表現力も少ないし、余裕がないし、自信もないのが見える。

なんか自分を見ている気がした。

自分の書くものに当てはめて考えてみると、きっとそうなのだと思った。

才能とは努力なのだろうか、それとももって生れたもの・・・。

舞台に立って見るその初心者の人たちには、容姿の点でも魅力に乏しかった。

美しいからだのライン、美しい表情、美しい声、オーラ、それは舞台に立つ人の条件かと思う。



衣装やメイクでカヴァーできるということと、一番必要なのは個性的な声であり、美しい声、

歌唱力、表現力なのだと。

ダンスに関しても、容姿も大事だけれど、やはり表現力とカラダのしなやかさだった。

知り合いの女の子は、舞台でも、申し分なく、美しかった。

手足も長いし、顔も綺麗で表情も生き生きしていた。

輝いていた。

持って生れたものが大きい。

声も個性がある。

けれどまだ幼いから、音域が狭いけれど、きっと訓練を続ければ、良くなると思う。

ダンスもまだ硬いけれど、それもこれからだと思う。


でも一番感動したのは、特別出演で演奏した方の、お琴だった。



子供の頃、祖母が子供用のお琴を買ってくれて、指導してくれた頃を思い出した。

遊びに行くといつもお琴を弾かされた。

それが、さくらさくら、だったけれど、子供用の易しいバージョンだった。

好きで教えて貰っていた訳ではなかったから、あまり嬉しくはなかったけれど、弾ける様になると

それはそれで楽しかった。



祖母の琴の音色が自分の音色と違うと思っていた。

祖母のような音が出せたらとよく思ったけれど、その為に精進することはなかった。

けれど、昨夜、上級者の演奏を聴いて、目から鱗が剥がれた気がした。

どうして日本にはこんなに素晴らしい楽器があるのに、と思わずにいられなかった。

ハープと表現の仕方はにているけれど、お琴の音色には日本の川のような流れを感じる。

日本人であることが誇りに思えるような、それは美しい絹のような音色。

生で聴かなければそれは伝えられない音の響きなのだ。

三味線も祖母は良く弾いてくれた。

三味線もお琴も一体祖母が亡くなってから何処へ行ってしまったのだろう。

それがもしあれば、また弾いてみたいと思ってしまった。


琴の演奏を聴いて、心に溜まっていたものが、綺麗に流れて、透き通っていくように感じた。

日本には素晴らしいものがあるということを忘れてはならないと強く思った。






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Last updated  2006.12.10 21:22:47
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