固形の食事が出来なくなってからは長いものの、これまではジュースや水分の多い果物は喉を通っていた。
大腸に入る手前に付けた二つ目のストーマの為に、口から摂取しても殆ど吸収する事もないのだろうが、家族にとっては自分の口から摂取してくれているというのは、それなりに安心をもたらしてくれていた。
しかし、それも最近には難しくなって来てしまった。
口の中一杯に広がった口内炎と、もう持ち上がらなくなってしまった首。
どうしても嚥下し切れなくなって来てしまっていた。
下唇と指先は、内出血の為に赤紫色に変色している。
下唇の内出血は唇の3分の1にも及び、もう1ヶ月以上の間、全く改善されて来ない。
この頃は両手の指先も、同じような色に変色して来ている。
バランスが取れなく自由にならない身体を倒れないように支える指先には、全身を震わせる位に力が籠められる。
自分の力で寝起きが出来ない為、一日に何十回も座る便器への移動の度に、震える腕で身体を支える事になるのだ。
ダメ押しのつもりの抗がん剤が、血小板を減らしてしまっているのだろう。
体力と引き換えに癌細胞を叩き続けて来た抗がん剤。
でも、もう身体がそれに耐えられなくなっている。
ここまで来たら、残った体力の温存が最優先。
出来ることなら、もう一度自分の足で歩きまわれる位に体力を戻して、来るべき時代を待つことは出来ないものだろうか。
そんな事が奇跡じゃなく起きるのであれば、兄の症状もそちらへ向かって欲しい。
生きろ!!
Soul Aliveを聞きながら・・・ Mar 1, 2008
卒業して行ったキミへ Feb 26, 2008
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