黄色と赤に恋をして

黄色と赤に恋をして

2011.02.26
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テーマ: 海外旅行(8089)
カテゴリ: 海外旅行

<2月6日>

始まったばかりと思っていた楽しい旅行もあと2日を残すのみとなりました。

今日は楽しみなイベントが目白押しです。まず向かったのは地下鉄Covent Gardenにあるロンドン交通博物館です。

Covent Garden.jpg

Covent Gardenの駅。本文とは関係ありません。

ここはロンドンにまつわる様々な乗り物、馬車から始まり機関車、二階建てバス、地下鉄などの実物が展示してあったり実際に運転などを体験できたりします。入館するとまずスタンプラリー用のカードを渡されます。13か所にスタンプを全て押したら何か特典があるようです。

ロンドンにまつわる乗り物と書きましたが入口のすぐのところに日本の電車についての展示がありちょっとびっくり。3階まであり約2時間あればまわりきれる感じです。スタンプも全て押し終わり「これはどこに持っていけばいいんだろう?」と思い館内の係の女性に聞いてみると「それ自体がお土産です」とのこと。思わず笑ってしまいました。

次に向かったのが予約しておいたレストランSimpsonsです。交通博物館から徒歩で5分程度です。このレストランはロンドンでローストビーフといえばここという有名店です。

Simpsons.jpg

ガイドブックには要予約、要ドレスアップとあります。ホームページから予約しましたがとても丁寧な予約確認のメールがもらえます。そのメールには服装はSmart Casualと表現されていて「ジャケットやネクタイは必要ではありませんがジーンズ、短パン、トレーナー、ぞうり、サンダル(男性の場合)、Tシャツはご遠慮下さいと書いてあります。店員さんはとてもフレンドリーです。

ここはやはりと思いローストビーフを注文しましたが大きなかたまりを目の前で一人分に切り分けてくれます。

切り分け.jpg

これです。

ローストビーフ.jpg

美味です。アフタヌーンティーがイギリスで食べた一番おいしいものと書きましたがそれを上回るおいしさです。かかっているソースだけで食べるのもいけますが写真左上のマスタードソースをつけると更に絶品です。これがけっこうなボリュームで添え物のパンのようなものも全てたいらげるとかなりの満腹です。

そして次が今回の旅行のメインイベントLiverpool対Chelseaです。Liverpoolの試合をアウェイで見たいとずっと思っていました。一時Anfieldに元気が無かったときでもアウェイではチャントが鳴り響いていました。コアなファンといっしょに応援したい、それが願いでしたがその相手が何とChelsea。ただ単にビック4との対戦であるだけでなく今回は因縁つきです。旅行に出発する直前にショッキングなニュースが飛び込んできました。F TorresがよりによってChelseaに移籍することになったのです。Torresは自分にとってアイドルでレプリカユニホームも彼のネームと番号を入れていました。年俸が倍になった、チャンピオンズリーグで優勝したかったなど報道されていましたが自分にとっては絶対許せない行為です。旅行を計画した時には想像もできない展開でした。そrだけにこの試合は非常に重みのある試合となりました。

Fulham Broadway駅から青いユニホームの集団の間を歩きながらStamford Bridgeに向かいます。移籍して一週間、移籍後初めての試合なのにすでにTorres 9とプリントされたユニホームを着たファンがかなりいます。Stamford Bridgeに到着しVISITING SUPPORTERS GATE(アウェイ用の入口)から入場しようとするとかなり厳重なチェックがありました。まずかばんを開けるて中を見せると「ユニホームの番号を見せろ」といいます。おそらく移籍直後Torresの名前が入ったLiverpoolのユニホームを燃やすレッズファンが続出しそのことが報道されたことが原因だと思います。ユニホームにはネームも番号も入っていない新しいものを持って行ったので問題はありませんでしたが「ユニホームも含め赤いものはスタジアムに入場するまで身につけるな。試合後スタジアムを出る前に身に着けていた赤いものは全てかばんの中にしまうように」とかなり強い口調で言われました。

RIMG0412.JPG

SHED UPPERアウェイ2階席からみたStamford Bridgeです。

アウェイにはコアなファンが集まると書きましたが子供がけっこういた印象です。Chelsea戦とLondon旅行を兼ねて連れてきてもらっているのかなと思いました。

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Torresに抗議する断幕です。

RIMG0410.JPG

ファンが集まる前のスタンドが

RIMG0420.JPG

試合開始直前にはこうなります。

この日のメンバーはReina,Johnson,Agger,Carrager,Skrtel,Kelly,Leiva,Gerrard,

Meireles, Kuyt,Rodriguezです。前回同様スリーバック、場合によって はファイブバックにも見える布陣です。

RIMG0423.JPG

試合が始まりました。プレミアのスタジアムは全て座席指定で立っての応援は許されていません。しかしKOP StandでもそうですがLiverpoolのゴール裏のファンは立っての応援になります。この方がしっくりきます。

プレミアではよく試合中にファン同士のチャントの掛け合い(けなし合い)があります。この日もLiverpoolファンが「Chelsea、お前らには歴史が無い」とうたうとChelseaファンは「Liverpoolお前らには未来が無い」と返していました。

試合は一進一退。JohnsonとKellyの位置も低くなりすぎず押し込まれる展開にはなりません。何より相手のスリートップTorres,Drogba,Anelkaが機能していません。Torresは彼がボールを持つたびにLiverpoolファンから激しいブーイングを浴びせられ明らかに本調子を欠いています。試合前に報道されたコメントで彼はLiverpool(特にファン)に遠慮を示していました。メンタルがそれ程強いと思われない彼がこの試合で活躍できないことはある程度予想していました。前半は0対0で折り返します。

後半に入っても大きく流れは変わらずTorresは66分に交代。この交代でChelseaの攻撃に流れが出てきたと思った直後にLiverpoolの先制点が生まれました。69分Gerrardの折り返しをMeirelesが難しい体制から決めて先制しました。

RIMG0421.JPG

歓喜のとき。

あとはAurelio,Poulsenを投入して守備を固めます。90分間が過ぎロスタイム。長く感じられた4分間でしたが遂にタイムアップ。単なる勝ち点3以上の貴重な勝利をあげました。

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恒例の記念の一枚。

Liverpoolからは「Torresお前はビッククラブ(Liverpool)に残るべきだったのに」というチャントが歌われていました。しかし最近はTorresの心はLiverpoolには無かったので仕方ありません。それよりもLiverpoolのデビュー戦でゴールをあげたLuis Suarez、同じく新加入でリハビリ中のAndy Carrollといった若いタレントに期待したいと思います。順位はまだまだ上位に食い込むところまできていませんが久々にわくわくしてきました。次の試合が楽しみです。

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試合後のStamford Bridge

RIMG0436.JPG

Liverpoolファンは皆いい気分で各々の家路やホテルにもどります。自分も地下鉄の中では我慢しましたがRussell Squareの駅からはスカーフを首に巻いてチャントを歌いながらホテルに戻りました。最高の一日ですがこれで楽しかったイギリスの旅行も終わりで明日上海に戻ります。






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最終更新日  2011.02.27 19:36:21 コメントを書く
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