自己中ではだめですか?

2007/07/29
XML

娼年(call boy)  石田衣良著

 単行本    文庫本

(「BOOK」データベースより)恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく...。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。

第126回直木賞候補作。第128回では「池袋ウエストゲートパーク3 骨音」が候補となり、第129回では「 4TEENフォーティーン 」がついに受賞した。

文庫版の解説を書いている姫野カオルコ氏は、石田衣良作品の中で一番の傑作と手放しで絶賛している。一番かどうかは作品を全部読んでいないのでなんともいえないが、石田氏の恋愛小説としては「 眠れぬ真珠 」の方が好きだ。

悪い人間は一人も出てこない。みんな優しい人ばかり。

娼夫の話だから当然セックスシーンが頻繁に出てくるが、姫野氏がいうように古風にラブシーンといった方がぴったりだ。

ゆったりと心優しく読める恋愛小説。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007/07/29 12:18:47 AM
コメント(0) | コメントを書く
[最近読んだ本のこと] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: