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学生時代に,愛知の山岳会の方をガイドして以来のトムラウシに行くことにしました。
あいにくトムラウシ温泉が休業中で,帰ってからの温泉はあきらめていました。
前夜泊は温泉近くの野営場。
最近は車中泊をする人も多くなっていますが,やはり快適性と雰囲気からしてテント泊まりは欠かせません。
しかし,夜になって結構な雨が降り出しました。
使用3回目の新品のフライでさすがに雨漏りはしませんが,朝方まで降っていたので先行き不安です。
でも,せっかくここまで来たので3時起きで朝食後,短縮登山口へ。天気は回復してきそうです。

登山口は,30台くらいの車が停まっていて大盛況です。
さすがに日本百名山ですね。準備を整えて,5時半に出発。
ぬかるんだ道をてくてく登っていきます。

高度を上げていくと,後方にはニペソツ山の姿が。この山もなかなかの名山です。

雲海の姿も見ることができました。

十勝岳の東側にある特徴的な下ホロカメトック山。
登り始めてカムイ天上を越え,1時間ちょっとで素晴らしい景色がひろがります。
と,ここで熊よけの鈴がないのに気付きました。
いつも,ポールにつけておいたのに「やけに静かだな」と思ったら,ついていないのです。
いつも一緒に歩いてきた鈴がないのは残念でしたが,帰りに探しながら下りることにして先を急ぎます。

これから登る前トム平への登りも見えます。
上は風がありそうで,ちょっと雲に覆われています。登山者が多いので不安感はありませんが,まだ3分の1くらい。
カムイサンケナイ川への急下降を終えて,2回目の休憩をとりました。

そしてすぐにコマドリ沢分岐。ここから前トム平への長くて急な登りになります。

ここは意識的にゆっくり登ることにします。
ここでバテてしまったら,先行き怪しいですからね。たっぷり水分補給もしているので,足がつることもないでしょう。
登りでは,見事な紅葉が目を楽しませてくれました。


ゆっくりゆっくり登って,ようやく前トム平に到着。標識は,「トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか」に出てくる写真より,風化していますね。

ニペソツもどっしりしていて,恰好良いです。
ここから風が時折強く吹くようになりました。
上部の天気が心配ですが,先を急ぎます。

少し行くと,ケルンの尾根に到着です。
風がかなり強くて,手が凍えます。
登っているので寒さはまだ耐えられるくらいですが,ちょっと先に不安を感じ始めました。(続く)
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