『断食博士の「西式健康法」入門』甲田光雄監修・三五館・2007年11月29日初版
【外反母趾(がいはんぼし)になり、親指の付け根が痛みます。
外反母趾は一度なると治りにくいと整形外科の先生にいわれましたが、
西式で治す方法はありますか。】
外反母趾は、足の親指が小指のほうに曲がってくる病気で、
放っておくとどんどんひどくなって、
骨や靫帯が曲がったまま固まってしまうこともあります。
なるべく早いうちに手を打つのが大事です。
一番いいのは、親指と第二趾の間に柔らかい綿の布を挟んで指を開かせ、
上から包帯で固定して砂の土を裸足で歩きます。
近くに砂浜や砂場があったら、そこを歩くのが一番手っとり早いのですが、
ない場合は大きめの箱に砂を入れて、その中で足踏みをするとよろしい。
1日10分を目安にやってみてください。
どうして砂の上を歩くのがいいかといいますと、
砂の上を歩くと、歩くたびに足がめり込みますな。
そうすると、平地を歩いているときには使わない筋肉が鍛えられるからです。
そもそも、どうして外反母趾になるかというと、
足の筋力の衰えが大きな原因です。
外反母趾は圧倒的に女性に多いのですが、
それは、女性のほうが男性より筋肉が弱いことが関係しています。
だからといって、靴を履いたまま舗装された道を、いくら長いあいだ歩いても、
動く筋肉は限られており、足指の周りの筋肉は鍛えられません。
ところが、柔らかい砂の上を裸足で歩くと、足の指にぐっと力が入りますな。
この運動によって、親指関節の両側にある筋肉が鍛えられて、
親指が変形しにくくなるのです。
また、健康な足は裏側がアーチになっています。
筋肉が支えているからですが、砂地を歩くことによってそれらの筋肉も鍛えられます。
アーチが崩れたものが偏平足ですから、
筋肉が鍛えられると偏平足も治って、
長時間歩いても疲れにくい足になります。
あとは、毛管運動をやるといい。
外反母趾は親指の靫帯や関節がこわばった状態ですから、
微振動によって足のこわばりをとるのですな。
もちろん、これらのことをいくら一生懸命やっていても、
ハイヒールや先の細い靴ばかり履いていたんではよくなりません。
鼻緒で親指と第二の指の間を広げられる草履を履くのが理想的ですが、
まあ今の時代、いつも草履というわけにはいきませんな。
ですから、できるだけ裸足で歩くのを心がけてください。
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