西式甲田療法

 西式甲田療法

2010年04月09日
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カテゴリ: 甲田療法


『断食博士の「西式健康法」入門』甲田光雄監修・三五館・2007年11月29日初版



【一般には、お風呂に入ったり運動をしたら血液循環がよくなるといわれていますが。】

確かに、風呂に入ったら血液循環がよくなるとか、駆け足をすればいいとか、いろいろいわれてますが、本当に循環をよくするのには飢えたらいい。

細胞が飢えたら血を引っ張る。われわれが、腹がへったら米屋に電話して米を持って来てもらうように、細胞が飢えて血液を引っ張る。

これが循環をよくする決め手です。 

断食すると胃や腸が治ることは、みんなよく理解できるのですな。

10日でも2週間でも腹を空っぽにしておいたら、胃や腸の傷も治ってくるし、働きの弱った胃腸が元に戻るだろうと考えがつく。

けれども、断食したら、どうして蓄膿症や中耳炎が治るのかというメカニズムは、まだ完全に解明されていません。

私自身としては、慢性の病気を持っているところは、血液循環が不完全なのだと考えています。

手指などは、ケガをしても何もせず放っておいても、10日や2週間たったら治ってしまう。

ということは、手指の血液循環が完全だからです。

ところが、蓄膿症や中耳炎が2年も3年もなんで治らないのかというと、そこは血液の循環が不完全だから。

慢性の病気のあるところは血液循環が不完全なのですね。

これを、不到達点(アンタッチャブル・ポイント)といいます。

これをなくせばその慢性の病気も治る。

そのためにどうするのかというと、そこの細胞を飢えさせたらいい。

飢えさせたら血液を引っ張る。

引っ張るから、今まで流れにくかった箇所にも血液が十分に流れるようになる。

そしたら病気は治る。

すなわち「流水は腐らず」ですな。

アンタッチャブル・ポイントをなくすのは、万病をなくすのにもっとも大事なことです。

そのために毛管運動をしたらいいというが、毛管運動でなぜ血液循環がよくなるのか、また血圧が下がるのか、タバコを吸ったらなぜ手足が冷たくなるのか、この辺のところをよく考えていかないといけませんな。

心臓の左心室を出た血液が、動脈を通って毛細血管にいく。

そして静脈に入って右心房に帰ってくる。

この毛細血管のところで、心臓から送られてきた血液と組織との間で酸素と炭酸ガスの交換が行なわれます。

毛細血管のところを少し詳しく説明すると、毛細血管の手前にバイパスがある。

グローミューです。

また、毛細血管の壁にルージェという細胞がある。

毛管運動をやりますと、このルージェの細胞が興奮します。

興奮すると毛細血管が縮む。

縮んでしまうと血液は行き場がないわけです。

そのとき、血液はバイパス(グローミュー)を通って心臓に帰ってくるのです。

普通、毛細血管のところでは、組織の細胞に酸素を与えて炭酸ガスを受けとり、ガス交換をして静脈の血管へ抜けて心臓へ帰ってくる。

したがって、毛管運動をしているときは、これらの細胞は断食していることになる。

飢えているわけですな。

3分~5分も毛管運動やっている間は、細胞は飢えて"腹を空かしている"ということです。

ですから、今度この手足を下におろして血液が流れ出すと、血液をよこせと細胞が引っ張ります。

飢えた細胞は、おびえたように血液を引っ張る。

引っ張るから血液の流れは非常によくなる。

流れがよくなるということは、血圧を上げなくても血液が流れるということです。

そういうわけで、毛管運動をやった後は血圧が下がるのです。

このように、血液循環論は細胞が血液を引っ張っているのだ、そういうふうに考えないと解釈できない。

心臓のポンプカで血液が循環しているという考え方では、さっぱり解釈できません。

ところが、こんなことをいうと、ヘソまがりといわれるのですな。

現代医学の考え方では、心臓ポンプカが血液循環の原動力となっているからです。

すなわち、心臓から出た血液の血圧は、腕のところで120、手の先では20くらい、毛細血管を通って静脈ではマイナスになる。

心臓に近いところでは200くらいだから、200、120、20、マイナスとだんだん下がってくるから、心臓のポンプカでもって循環しているという考え方になるのは当然です。

ところがですね、みんなが当たり前だと思っていることが、実は間違っている。

ポンプカで流れているんじやなしに、細胞が引っ張るから血液が流れていると、まったく逆さまの考え方にならないといけません。

これはしかしね、現代医学にとって、ものすごく大きな問題ですな。

だから、西医学と現代医学を折衷しようたってダメです。

根本的に変わらないと、21世紀からの医学は正しい軌道に乗らないと思いますよ。

現代医学者が断食療法のいいところだけをつまみ食いしようとしたって、ダメだというわけです。

今の現代医学は、漢方がよかったら漢方を取り入れ、断食療法がよかったらそれを取り入れる、つまみ食いやっているわけです。

そんなことで本当の断食療法がわかるか!と思いますね。

さて、血液循環の問題でもう少し話を続けましょう。

たとえば、ジフテリアや腸チフスで死んだ人を解剖すると、心臓の左心室に血液がいっぱいたまってます。

一方、交通事故で死んだ人を解剖しますと、血液は空っぽです。

一体なぜか、これを発見したのがドイツの病理学者のアショフです。

1934年の論文です。

それは先ほどのタバコを吸ったら、なぜ手足が冷たくなるのかと同じ理屈です。

よろしいですか。

タバコを吸うとニコチンが血液に入ってくる。

ニコチンは細胞にとっては毒ですね。

毒の入ったものがやってきたら細胞は危険です。

米の中にクギや石がいっぱい入ったものが配達されてきたら、食べますか?

「こんなもの食えるか」と拒否しますね。

それと同じように、ニコチンの入った血液がやってくると、全身の細胞は「そんなものはいらん」と拒否します。

そのとき、血液はどこへ行くか。

これは、毛細血管が縮んで、そんな不浄なものはいらんぞ、と断食する。

そこで血液はバイパスを通って心臓へ帰ってくるのです。

このようにして、手足に血液が回らないから、そのとき温度は下がる。

タバコを吸ったら手足が冷たくなるのは、全身の細胞がストライキを起こしているわけです。

同じように、腸チフスやジフテリアなどで死ぬ場合は、血液が細菌の毒で汚れていますから、そのような不浄の血液は、全身の細胞は拒否して受け取りません。

だから、左心室に血液がいっぱい残留しているのです。 

一方、交通事故などで死んだ場合は、血液は有毒物を含んでいないから、そのような清浄の血液は、心臓が止まった後でも、末梢の組織細胞が求めて血液を引っ張ります。

そのため解剖してみると、左心室には血液が少しも見当たらず、空っぽになっています。

このように、血液は心臓の一存で回るのではない。

全身の細胞の総意にもとづいて行なわれている。

心臓は血液循環を調節する単なる象徴にすぎない。

これを生体民主主義というわけです。

たとえば、日本の憲法がそれでしょう。

これが民主憲法の一例ですな。

上記の甲田先生の論に対して、受験生医者達が罵詈雑言を浴びせかけています。この罵詈雑言のコメントを読ませてもらいました。どうやらNATROMさんを中心とした固定したグループであることがわかってきました。一種のオカルト集団です。甲田先生はポンプ説(心臓だけ)、タンク説(細胞だけ)の極端ではなく、両方で血液循環論を考えておられます。ポンプ説だけ、タンク説だけは間違い。中庸が大事と考えておられます。このブログの先頭に書いております。毛管運動はこの中庸の考えから出てきた運動療法です。

【オカルト集団=受験生医者達による甲田先生に対する罵詈雑言を紹介します。】


felis_azuri これはいたい, トンデモ, 電波浴注意 『、血液は心臓の一存で回るのではない。全身の細胞の総意にもとづいて行なわれ ている。心臓は血液循環を調節する単なる象徴にすぎない。これを生体民主主義』『日本の憲法がそれでしょう。これが民主憲法の一例』 
norton3rd トンデモ, にゃるほど 『このように、血液は心臓の一存で回るのではない。全身の細胞の総意にもとづいて行なわれている。心臓は血液循環を調節する単なる象徴にすぎない。これを生体民主主義というわけです。』 2009/06/18
utalab 医療 
Nean と 《これが民主憲法の一例ですな》、いっしょにすんなよなぁ。 2009/06/17
T-3don トンデモ, ニセ科学対策 もちろん、風車は風を呼ぶんですよ。 2009/06/17
kou0207 ニセ科学 
petronius7 医療, これは駄目だ。 もしかして心臓って必要なくね?盲腸みたいなもんじゃね?実は、生体心臓移植とかできんじゃね? 2009/06/16
biaslook 擬似科学 
dice-geist id:NARTOM氏のブコメが皮肉なのか科学的知見なのかが読解できなかった。浸透圧で細胞膜を透過するという実態はあると習ったのだけども/だからといってどんな症状にも絶食が治療的に働くとはいえないだろう 
Itisango あやし 
doramao トンデモ, ニセ科学, ぽんぽこたぬきさん 全身ガン細胞で出来ているんじゃないの?この人。 
mobanama トンデモ やー、久しぶりに楽しい電波浴。 
putorius トンデモ で、蓄膿症や中耳炎を治すには、どうやってそこの細胞を飢えさせるの? 
ryankigz トンデモ わー 
blackshadow 800トンデモ コレハスゴイ 
k-takahashi ニセ科学, ネタ 『心臓は血液循環を調節する単なる象徴にすぎない。これを生体民主主義というわけです。たとえば、日本の憲法がそれでしょう。これが民主憲法の一例ですな』 調節しているなら象徴ではすまないよなあ。(^_^) 
Cuz-orz トンデモ, ニセ医療, ニセ科学 『本当に循環をよくするのには飢えたらいい。』三行でいきなり強烈なパンチをかまされた 
REV なんか、修辞の長い単語って、不思議。封建主義的血液循環論とか、唯物論的弁証法とか。 
steel_eel ニコチンと違って毛細血管を拡張する毒物は普通にあると思うが、それに対してどう反論するんだろうw 
NOV1975 医療 もっともらしい説明を状況証拠や観測結果なしですればいいんだったら僕でもなんとか療法が開発できそうだな。
complex_cat woo マクロ的な血流にミクロ的な血流が影響を与えミクロ的な血流については細胞自体が取り入れる・拒否するできまるということ?必要な物質を細胞が受け入れようとすると血液を引っ張るのか?わー!! 
NATROM トンデモ 血液の循環するのは心臓のポンプの力であるとする「封建主義的血液循環論」は間違い。本当に正しい血液循環論では「細胞が血液を引っ張っている」と考える。なかなかの逸品。 2009/06/16

「白砂糖の害」についても同じような罵詈雑言が浴びせられています。白砂糖の怖さを知らない彼ら(受験生医者達)の将来を心配します。罵詈雑言は私自身の「甘いもの誘惑」への戒めとなります。オカルトさんに笑われないためにも、ケーキには手を出さないようにしたい。オカルトさんの存在は貴重です。










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最終更新日  2010年04月09日 08時01分26秒
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