次は急性肝炎の断食ですが、これも脂肪肝と同様、案外順調に断食によって好転してくることがわかりました。
ただし、最初から一週間や十日間といった長い断食をやらないほうがよろしい。
やはり安全な断食療法というのが、最も重要な科学的断食の課題であるからです。
だいたい二日か三日間くらいの短期断食を、十日間くらいの間隔を置いてくり返してゆく
わけです(図3参照のこと)。
図3・急性肝炎の断食療法
断食1 断食2 断食3
三日間 三日間 三日間
GOT|1050| | | | |
GPT|\ | | | | |
↑ | \ | | | | |
| \| | | | |
| |\─ | | | |
| | \ | | | |
| | | \ | | |
| | | \ | | |
| | | \ | | |
| | | |\─ | |
| | | | \─ | |
| | | | |\ |
| | | | | \ |
| | | | | \ |─ 3.5
|───────────────────────────
日数→
血中ビリルビンが0.4~0.6mg/dlといった正常値に復帰してくるのを見てもわかるでしょう。
もっとも、急性肝炎の患者さんに断食療法を行った経験のない指導者にとっては、黄疸が出て黄色くなった患者さんを断食させるのは少しためらいがちになるてしょうが、まず軽症の患者さんを選んで実施されたらよいと思います。
そして、できればいま「日本絶食療法学会」などで行われている東北大学方式のように、栄養剤の点滴を行いながらの断食であれば、さらに安全な経過をたざることになると思います。
鈍重肝臓の発見 2010年04月23日
慢性肝炎の断食療法2 2010年04月22日
慢性肝炎の断食療法 2010年04月22日