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若者の農業はなれ、農業従事者の高齢化、
耕作放棄地増加、食糧自給率低下、
農業育成のため補助金増額などなどの
言葉がマスコミなどで盛んに飛び交っているため
一般国民からすると日本の農業は衰退産業
だという印象が強いのではないでしょうか。
事実、私もそういう感覚でおりましたし、引退後
高齢化の典型ともいえる深山過疎村に転居し
表向きの実感として納得していました。
ところが『日本は世界5位の農業大国ー
大嘘だらけの食糧自給率』月間「農業経営者」
副編集長淺川芳弘著を読んで驚きました。
大事なポイントは、 世界で日本しか採用してない
『食糧自給率』政策が、農水省の天下りとその
予算取り確保が目的で農業育成どころか
農業衰退促進政策であることです。
これについては又別途紹介したいと思いますが
今回は日本農業の強さを示すいくつかのデータを
見ていただきたいと思います。
●農業従事者の減少と生産額
農業従事者 生産額
1960年 約1200万人 4700万トン
2005年 約 200万人 5000万トン
農家数の激減は事実ですが、生産性の低い
農業者が減り、生産性の高い農業経営者が
増えたということです。
●1人あたり生産額(物価変動調整後)
1960年 85万円⇒ 2005年 443万円 5.2倍
●売り上げ規模による生産額シェア
売り上げ1000万以上農家 4万戸
⇒総生産額の60%
売り上げ100万以下農家 120万戸
⇒総生産額の5%
●農家の所得(平均年収)
個人農場(1314人の平均) 348万円
農業法人役員(382人の平均) 560万円
農業法人社員(870人平均) 241万円
農業法人経営者の最高年収 3600万円
農業法人社員の最高年収 857万円
個人農業の最高年収 1500万円
(『農業経営者』アンケートより)
●作物別生産額世界ランク
ネギ(エシャロットを含む) 1位
ほうれん草 3位
ミカン類 4位
キャベツ 5位
キュウイフルーツ 6位
(キュウイフルーツは米国より多い)
米 10位
(減反開始前の1960年は3位)
リンゴ 14位
ジャガイモ 22位
(日本の人口は10位)
参照『日本は世界5位の農業大国
大嘘だらけの食糧自給率」浅川芳弘著